文科省の文書管理はどうなっているのでしょうか?
ついに文部科学大臣が加計問題について省内の文書を再調査することになりました。
実は、大臣が頑なに再調査を拒んでいるという報道は、マスコミが得意な情報の一部分だけを公開した「情報操作」だと私は考えていたので、ちょっとビックリしています。
まず、
民進党がさもスクープのように公開した文書ですが、担当部局が他部局に対して指示またはお願いをした形になっている文書なので、省内の共有ホルダーにのせる場合、文書(内容)に対する質問を受けつける担当者の名前と連絡先が書かれてなければ不自然です。
通常は○○課○○班 連絡先(内線番号とメルアド)、担当者字(例えば鈴木さんの場合、「鈴木」課内に複数の鈴木さんがいる場合、括弧書きで名を入れます。また、担当者は通常複数の業務を掛け持ちしているので2名から3名は記載しています。)
文書をこのまま公開すると個人が特定されてしまうので、氏名、内線番号およびメルアドは黒塗りされていても仕方ありませんが、公開された文書は担当部局を記載していた形跡がありません。
担当部局が記載されていれば、その文書がアップされた日時も特定されますから、誰がいつのせたか、また削除しても履歴が残りますから、その文書が本物か偽物かも容易に判定できます。
担当部局すら不明な「明らかに誰かが捏造したとしか考えられない文書」を持ち出されても、「お役所」の答弁としては、「調査する必要がない」が正解です。
私は「残業が予算化されていて、どんなに大幅に超過勤務しても、決まった額以外貰えなかった世代」ですから、こんな怪しげな文(文書の体を為していないので文と書きます)で「調査」を指示されたら「マジギレ」する自信があります。
また、文科省の複数の職員が証言しているということですが、旧民主党は国家公務員の2割削減を「公約」として政権を取りましたが、実際には国家公務員労働組合と「裏取引」(証拠はありません。ただ、私が所属していた全農林という労働組合が「選挙」で民主党を支持して欲しいということを組合員を集めた席で述べた際、私が「民主党は国家公務員の2割削減を公約にしているのに何故支持しなければならないのか」と質問したところ、「心配は要らない」という返事だったので、私が勝手にそう判断しているだけです。)をしていた節があるので、今回も、組合員が動いている可能性があると考えていました。
ところが、再調査することが正式に決まってしまいました!!!!!!!
こうなると答は一つです。
共有ホルダと文書が杜撰に管理されている実態があったのでしょう。
まぁ、あんな文責がない文書を共有しておいて、誰も不自然だと思わないような実態があるのでしたら、文科省全体を独立行政法人化して、なるべくはやい段階で国家公務員の身分を剥奪することをお勧めします。