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haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

東北での消費

震災直後、友人を通して贈った義援金は、もっとも必要なときに被災者に渡らなかったし、赤十字はボランティアで被災者受け入れている家庭の意向を確認せずに、家電3点セットをいきなり送りつけたと聞いた。

本当にこの国は何をやっているのだろう。

 羽田について連絡を入れた友人達の中に、ここ仙台に赴任してきている福岡で私の後輩だった女の子がいる。彼女の情報によると、この2年間に、20年前、私が仙台に初めて赴任してきたとき一緒になった先輩とパソコンに詳しく私が一目置いていた後輩が仙台にいるという。

彼らとの待ち合わせは午後7時なので、ホテルを午前9時にチェックアウトし、JRで「仙台まるごとパス」を三階のミドリの窓口(いまはそう言わないかもしれない)で購入。その際、モバイルSuicaは使えなかった。う〜ん、ほとんど全ての駅構内の自販機でさえ、使用できるようになっているのに券売機に一台もついていないなんて。なんかチグハグな感じがする。

快速に乗り、仙石線で石巻へ向かおうとしたら、仙石線は高城までで、高城の一つ手前の駅の松島海岸駅から連絡バスが出ているという。大誤算。

インターネット検索では、仙台駅から石巻までバスを使用することが、トップで推奨されていたので、このときに気づくべきだったし、津波で仙石線が壊滅的な被害を受けていることは、映像で見ていて知っているはずたった。南米での幸福な日々が自分の洞察力を鈍らせているのか、それとも歳をとった性なのか。

取りあえず、松島海岸駅まで行き、連絡バスの看板を持っていた担当者に確認したところ、石巻までそこから1時間10分とのこと。友人の待ち合わせ時間と、1時間に2本しか仙石線が通っていないこと等から逆算すると、今日、石巻に向かうのは諦めざるを得ない。明朝、タクシーで近隣の被災地を見ることに。

タクシーで本日宿泊予定の「一の坊」まで行き荷物を預け、今度は歩いて松島海岸駅へ向かう。松島はもっとも被害が少ないと聞いていたが、実際には道路のあちこちに亀裂を修復した後があり、土産物屋でさえ閉まったままになっているところがある。伊達政宗瑞巌寺では、津波が到達した地点を示す小さな看板が参道の松林にあった。タクシーや電車では爪痕は分かりにくい。「歩く」ことと「話を聞く」ことは大切だ。

瑞巌寺近くの茶屋でずんだ餅(500)を食べる。この松島は20年前頻繁に訪れるお客を案内するため、年平均6回以上訪れていた。その頃は「ずんだ餅」を美味しいと感じたことは無く、二度と食べることはないと思っていたが、美味しい。冷凍ものを宅配で送ることにした。

塩釜は昔から寿司屋が多いことで有名だ。あまりおなかが空いていないこともあり、本塩釜で降りて寿司をいただくことにした。七年ぶりの寿司屋。のれんをくぐったところで、カウンターが満席に近いのが目に入る。かなり緊張した。最後に後輩をつれて入った新橋の寿司屋では、カウンターに座って注文し、ひとりあたり2万5千円を支払った。私の奢りだった。

板前さんと話し始めると、板前さんのお薦めに合わせて注文してしまうから、板前さんと目を合わすことができない。散財するために入った寿司屋さんで貧乏人根性が出てしまい、板前さんに悪いことを下と思う。

カウンターの他の席には東北大学に通う娘さんを連れてきた家族や昔スポーツ記者をやっていたというご夫婦。平日の昼間に塩釜のお寿司屋さんに居た人々はそれぞれの物語を語っていた。