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haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

日銀の黒田新総裁に期待すること

3年前、日本を出るときに、上野駅近くの居酒屋で、宇部高専時代の友人がふたりが見送ってくれた。霞ヶ関の先輩・友人には辞める前も辞めた後も、ひと言も告げなかった。自分の口から愚痴しか出ないのが判っていたからだ。

高専時代の友人達には公務員を辞めた理由は既に話しておいたので、日本を出る理由として、民主党が掲げた「ばらまき政策」に、出来るはずがないという確信をもって、「できるものならやってみろ。もしやれば日本は潰れる。もしもの時は海外からサポートできる人間が必要だ。」と、1年前から準備していた南米への移住計画を説明した。

結局、民主党小沢幹事長で鳩山総理という最強の時でさえ、国家予算の大幅な組み替えはやらなかった。あとの菅や野田総理というのはもっとひどかった。特に菅は死刑にして欲しいと思うくらい国民に被害を与えたと思う。

殆どの特別会計予算は、いじろうとすると法律改正が必要だ。官僚の協力無しには絶対うまくいかないし、民主党を支えた公務員労働組合は腐りきった組織で、この特別会計にぶらさがった本来なら要らない組織(仕事のための仕事をする組織や民間で出来る組織。)で働いている者が多い。本気でやるつもりだったなら、労働組合の支持は得られていなかったはずだ。

予想通りというか民主党がやったのは、自分たちの新たな利権を確保できる予算を膨らませることと、肝心な景気回復の措置を講じないばかりか白川とか言うお坊ちゃん顔のどうしようもないのを日銀の総裁に据えて、記録的な円高という「日本売り」を加速させた。私の知人は彼らが韓国と中国のまわしものだと言っているが、今では、それを否定する根拠を見いだすことはできない。

FXをやっていた者は面白くてしょうがなかっただろう。日銀が政策決定会合を重ねる度に円高が進んだのだから。結局、白川は辞任するまで何一つ、日本のためになることをやらなかった。いや、出来なかったのかもしれない。私は白川と似たような公務員を中央組織で大勢見かけたが、やたらプライドだけが高くて、彼らも何一つ画期的なことはできなかったからだ。

なにはともあれ、今だから断言できる。民主党マニフェストというのは、「最初から守るつもりが無かった」のだと。

 

さて、私は、欧米と日本の購買力平価から、現在の妥当な水準は1ドル95円だと考えている。そこにユーロや中国元のリスクを入れると92円でもおかしくないと思っている。それが、96円を超えていたので、そろそろ調整が入るのではと思っていたら、金曜日の午前中にアメリカ市場で95円30銭近辺まで円高が進んでいた。

その前日だが、アメリカの長期金利が僅かだが上昇に転じていたことも知った。(公務員を辞めて時間が経っているので、最近、情報収集をサボり気味でしたから。)FRBの国債買い入れプログラムに今後変化が生じるかもしれない。

黒田新総裁は白川が短期国債の買い入れ(現金で現金を買う)という愚行を繰り返して悪くした日銀のバランスシートで、長期国債の買い入れプログラムをどの規模に設定するか、ほんの少しだけ、悩むかもしれない。

リスク資産の市場外買い入れ等の保険をかけておいた方が良いかもしれないが、日本の外貨準備高から考えればまだ余裕があると思う。新たな刺激策は2段目3段目に残しておいて、今回は80兆円規模の長期国債を2年間で買い入れする等の規模だけで勝負して欲しい。これで少なくとも阿部総理大臣には財政再建策を具体的に実行するまで2年間の猶予が与えられる。そして1ドル98円が次のステップになるだろう。財政再建のためにも金利が大幅に上昇しない円安は必須だ。

ちなみに私は紙幣に何の価値も見いだしていない。単なる「紙切れ」で国の信用をはかるバロメーターみたいなものだと理解している。信用を継続させてさえいれば、どれだけ発行(印刷)しようが、暴落などしない。アメリカドルが良い例だろう。殆どの途上国は自国の通貨を信用していない。経済が上向いている南米諸国でも預金はドルで行うのが当たり前だった。5年先10年先を見通した戦略が必要だと思う。(個人的にはマレーシアのMahathirが好きだったので20年先と言えたらなと思う。)

財務官であった黒田氏ならそれはそんなに難しくないことだと思うが、白川時代の負の遺産の一つである他の委員の言動はどうなんだろうとも思う。しかし、今まで散々日本をダメにした委員に何を言われようと一蹴する毅然とした態度を取って欲しい。

私はこの3年間、民主党の破廉恥きわまりない愚行を散々みせつけられて、海外にいても、地団駄を踏むくらい悔しい気持ちにさせられた。

阿部総理や麻生さんは、自分たちが何か出来る立場にいたのだから、私の数百倍は悔しい思いをしたのではないかと思量する。

真の愛国心に目覚めて、活躍して欲しい。