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haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

円高ふたたび

昨日の日銀会合の結果を受けて、国内市場にひきつづき海外でも円が買われる動きとなっている。

 

白川前総裁は、典型的な愚者(注: 記憶力が良く学校等で学んだことに忠実でそつなく仕事をこなすタイプだが、過去にない事例に対して具体的な行動を起こすことができない。平時であれば相当優秀な人だと思うから念のため。まぁ、絶対上司にしたくないタイプだけど。)だったので、超優秀な高級官僚(十年先を見越して法改正や政策運営できるタイプ。分厚い資料を一見して内容を把握するだけでなく、その資料から、最悪を想定した場合もっとも脆弱性が高い部分について、具体的な対応策を練るよう部下に指示できる人。霞ヶ関では、こんな化け物みたいな人が大勢いて、いかに自分が小さいか自覚させられました。)のひとりだったと感じている黒田氏が、今回の会合で何を発言するか注目していたのだが、緩和の継続を発表したのみだった。

 

黒田氏が動かないのはなぜだろう。

4月に2%のインフレターゲットと新規日本国債の年間発行額を上回る金融緩和を発表したので、民主党から安倍政権に変わって期待が急速に高まりつつあった市場マインドのさらなる改善を目指した、つまり、バブル形成を促進して、インフレを加速させたのだと考えていたのだが、今回の会合結果は、4月にやったことと明らかに整合性がとれない。「金は天下の回りもの」ではないが、回さないとインフレにはならないからだ。

 

こうなるとあくまで想像だが、黒田氏は、安倍総理や麻生副総理と日銀総裁就任を受諾すると同時に、日銀としてやるべきこととやる内容を明確にし、実体経済の加速については、政府が行うことを約束させていたのではないか。

ハゲタカ・ファンドの挑発には乗らない。バブル形成でインフレを促進しようとしたのではない。あくまで、政府の活動に支障がでないよう政府の国債発行の支援をするということか。

 

そうであれば、企業の多くが2012年決算で発表した1ドル95円を割り込んだとき、日銀や政府がどう動くのか注目したい。