時間の使い方が下手になった。
暑い暑いと言っていたら、いつの間にか帰国してから一年が経っていた。
【!!!!! 衝 撃 !!!!!】
つい先日、東京にいる高専時代の親友たちと交わしていた「合う約束」が、台風のせいで無期延期になったと思っていたら、あれからもう、一年近くが過ぎていたことになる。
私の全盛期であった30代は電子手帳を使って15分刻みでスケジュール管理。問題山積で同時に三つ以上は仕事をこなしていく必要があった。また、人を使って仕事することもこの頃覚えたが、年間500枚以上の名刺を交換していたので人の名前と顔を覚えるのに随分と苦労した。
退職して渡航したボリビアでは、酪農や果樹の技術は日本のものがある程度応用できたので、それを着実にひとつずつこなしていけば良かったのだが、慣れない肉体労働やパーティー参加の合間を見てスペイン語やボリビア国内法の勉強もしていたので、それなりに充実した毎日を送っていた。
それが、「バカ妹」に振り回されて帰国し、自分の時間を作ることができないと感じてはいたのだが、ドライアイや緑内障と診断されて、本を読んだりモニターを見る時間を減らしたりしていたら、結構、ごろ寝で時間をつぶしていたことに「今」気づいた。
慌てて高専時代の親友たちに電話する。「現場」を離れたおかげで「自分」がどれだけ時間の使い方が「下手」になったか愚痴を聞いてもらう。不思議なもので卒業して30年以上が経つのに「あいつら」の声を聞くとそれだけで元気が出てくる。
これからの時間の使い方について、真剣に考えてみよう。