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haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

日本マクドナルドのサラ社長が初めて謝罪した。

事件発覚後、日本マクドナルドのサラ社長が初めて謝罪しました。

「今ごろになって」と、この会見を見て不快に感じたのは私だけでしょうか?

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140729/k10013375991000.html

 

上海福喜食品から問題があった可能性がある原料を輸入していたと明らかになっているもう一つの輸入元、ファミリーマートは、中山社長が直ちに謝罪し、輸入元の伊藤忠と相談して返金にも応じることにしました。ファミマが上海福喜食品と本格的な取引を始めたのは今年の5月からで、製造委託した商品の販売を始めたのは7月1日からだったそうです。製造委託したのは「ガーリックナゲット」と「ポップコーンチキン」の2商品のみで「ガーリックナゲット」については、200万食を仕入れ、販売されてしまったのは120万食であったことも明らかにしました。「ポップコーンチキン」に至っては7月21日から販売を開始したのに翌日には販売中止にしました。私はセブンイレブンとローソンが好きで週に2〜3回は利用していますが、ファミマは殆ど利用したことがありません。しかし、さすが、日本の会社というか「トレーサビリティがしっかりしているな。」と感心しました。今後はファミマについても、もう少し利用する機会を増やしていこうかなと思いました。

今回の事件について、日本向けの食材には問題のある原料は使用していないというような情報もありましたし、たぶん、中国の大手食品会社は日本の検査態勢の厳しさを知ってるでしょうから、日本向けの食材から問題が発覚して1番大きな商売相手であるアメリカにばれることを考えれば、日本向けの食材には腐ったものは使用していなかった可能性は大きいと思います。

それを確認するためにも、ファミマには、在庫の80万食の検査(微生物・カビ)をして検査結果も公表して欲しいですね。(公表する検査結果によっては精神的に病気になる人もでかねないので、①「体調不良に陥った人がいないか」の確認と②「返金」がベストの対応なんですが、今後のためにも検査はやって損はないと思います。ただ、検査するとしたら、どんな検査結果でも公表するという姿勢が必要ですけど。)

 

さて、もう一方の日本マクドナルドですが、7月29日、事件発覚から一週間も過ぎて、しかも、決算発表という「ついで」の場での謝罪でした。

サラ社長は、昨年、先日顧客情報の流出という不祥事を起こしたベネッセの原田会長から日本マクドナルドの経営改善を託されて社長に就任しました。2004年〜2009年に日本マクドナルドでマーケティング本部長として「えびフィレオ」「メガマック」「クォーターパウンダー」などの商品開発に携わっていたそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/サラ・カサノバ

事件発覚後、毎日、15〜20%の売り上げ減になっていたので、今回、決算発表にあわせて仕方なく謝罪したのでしょうが、「あんたファミマの対応見て何も感じなかったの?」です。

今回の謝罪について、NHKニュースの動画でも確認できますが、one supplyer、 one city、 a few employeesと的外れな単語を使っています。中国国内ではずっと以前から食品偽装が問題となっていて、単なる一加工会社(one supplyer)や一都市(one city)の問題ではありません。輸入食品に中国政府発行の証明書が偽造されていたなんて話は良く聞きますが、正式な政府発行の証明書だって金(賄賂)さえ払えば手に入ります。そして残念なことに日本の食品会社でも日常的に偽装は行われているのが周知の事実です。先日もデパ地下の弁当会社でラベルの張り替えや賞味期限の過ぎた原料使用が内部告発で明らかになっていましたね。

そして謝罪?発言の中で1番問題なのが、数人の従業員(a few employees)が行ったという部分です。大量の腐った(カビの生えた)肉が混ぜられているのを上海のテレビ局が潜入取材で撮った映像が日本のマスコミやネットでも配信されていましたし、二重帳簿を使った会社ぐるみの組織的な偽装工作も明らかになっています。ひょっとしたらサラ社長は「取るに足らないこと」だと言いたかったのかもしれませんが、誰にでもばれる「嘘」はまずいでしょう。

 

食文化については私の経験から個人的に三段階あると思っています。

第一段階は「量の確保」飢えを感じさせないことが重要な段階です。

第二段階は「味の確保」飽食で味が重要な段階です。ブロイラーから地鶏ですね。

第三段階が「安全の確保」量と味が確保できたら付加価値として健康を求めるようになります。サプリメントや無農薬栽培等が重視される段階です。

日本は既に第三段階に入っており、今回のサラ社長の発言を通して日本マクドナルドの現在の経営姿勢にものすごく疑問を抱くことになってしまいました。少なくとも上海福喜食品から入ってきた原料がどこの店舗でどの程度の量どのくらいの期間使用されていたか明らかにする必要はあると思うのですが、それができなかったのは、たぶん、トレーサビリティーがおろそかになっていて「どこに何が行ったか把握していない」からだと思います。

コストを下げるのに最も効率的な方法は、安い原料を能動的に仕入れることで、為替レート、天候の変化、疫病の発生状況にあわせて、原料の調達先を変えます。調達先が増えれば、それがいつどこの店舗でどの程度の量どのくらいの期間使用されていたかなんて把握するのは困難ですしお金がかかります。多くの日本の企業は食の安全・安心の取り組みを行うためにこのトレーサビリティーに力(お金)を入れています。前述の伊藤忠とファミマが良い例でしょう。

ところが、日本マクドナルドでは、7月29日付でホームページに「安心・安全な商品を提供するための取り組みを強化」というページを立ち上げ、「メニューの原材料の最終加工国、主要原料原産国の情報公開」というPDFファイルの公開を行いました。これはトレーサビリティーの確保に消極的な企業が良くやる手で、食材の一部に毒が混入するような事案には全く効果がありませんし、原料の入手先を公表しただけで安心・安全の強化ができると考えるのは顧客を心から馬鹿にした対応です。しかも、主要原産国とは何でしょうか?

私の理解(経験)では、主要でない、つまり、少量しか輸入しない国や臨時的に輸入したような国は記載しないということです。

http://www.mcdonalds.co.jp/safety/quality/pdf/origin_list.pdf

 

私は、現役だった2009年までは、マックを大変よく利用していました。若い後輩達と残業しているとき、私のポケットマネーで、ある程度満足のいく量の夜食が確保できる24時間営業のマックは便利でしたし、徹夜明けで重い身体でも、入店して5分も待たされずに用意され、新聞を読みながら10分もあれば終わらすことのできる朝食も便利でした。福岡に帰ってきてからはドライブスルーでの利用が増えましたが、やはり週に2回はマックに通ってましたね。特にアルバイトの教育レベルの高さには驚くものがありましたし、東京ディズニーランドのサービスの質の高さとともに「もし私がサービス業するなら手本にしたい」と思うほどでした。

2年前日本に帰ってきてからは殆ど利用していませんでしたが、最近読んだライトノベルはたらく魔王さま」のモデルが日本マクドナルドで、この小説でもマクドナルドのアルバイトのモチベーションの高め方が、うまく表現されていて、やっぱりマックはすごいなと信じていました。

 

はたらく魔王さま! (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (電撃文庫)

 

 ※注「はたらく魔王さま!」の電子書籍は現在第11巻まで発売されています。この本の中ではマクドナルドではなく「マグロナルド」と書かれてますね。(^0^)

 

実は、たまたま、身障者の甥っ子が行きたいというので、事件発覚前の7月20日に北九州市八幡西区の某マクドナルドへ朝食を食べに行き、「ガッカリした。」と思うことがありましたのであわせて紹介します。

初めて利用した店なので、以前頻繁に利用し、私が高く評価していた「さいたま新都心「や「福岡市東区香椎」や「福岡市東区土井」の店舗とは事情が異なりますし、この店舗だけの問題かもしれませんので、あらかじめ断っておきます。

まず驚いたのがアルバイト募集の人数です。入り口と店内にアルバイト募集の紙が貼ってあるのですが、店内と入り口で募集人数が違うのはおいといても、10人以上とは・・・。駅から近い立地ではなく、そこそこの交通量のある県道沿いの店舗ですが、相当数のアルバイトが一度に辞めた可能性があります。張り紙を見ると1ヶ月以上前から表示されているようでした。最近、外食産業でアルバイトの確保が難しいというニュースが流れていましたが、マクドナルドも同じような状況なのでしょうか。近くに時給単価の高い店が最近開店した可能性もある(私が知る限りそのような店はありませんが)ので、なんとも言えませんが、マクドナルドがアルバイト不足になるとは思ってもいませんでした。

日曜の午前8時半にしてはけっこうお客が入っていました。私達4人以外に20人ほどのお客が店内に居て、カウンターは2列。私は左の列に並びました。2人のカップルがちょうど注文しているところでしたのでそんなに待たされるとは思いませんでした。私は携帯電話の「かざすクーポン」で「スパニッシュオムレツマフィン」と「ビッグブレックファスト」を選んでいたので、後は飲み物を注文するだけでしたが、前のふたりの注文が終わって私の注文を受け付けるまで数分待たされました。トレーに注文品を載せるだけの作業なのですが、右往左往して効率的ではありません。私の注文品も準備されるまでに数分かかり、結局入店してから商品を受け取るまで15分以上かかってしまいました。私の後ろの列には結局4人が待つことに。

次に驚かされたのが、メニューの写真と実物の違いです。私は「ビッグブレックファスト」を注文したのですが、他の人の注文品と間違ったのかと思うくらい貧相な感じを受けました。クーポンを使用したのですが値段も決して安くありません。

そのうえ、アイスコーヒーのレギュラーを注文しているのにコーラがついてきていたり、アイスレモンティーを注文しているのにレモンを付け忘れていたり、コーヒーの方は伝票にハッキリ書かれているので、交換してもらおうかとも考えましたが、列に並んでいる人数をみて諦めました。

 

そして今回のサラ社長の発言とホームページで原料の入手先を明らかにしただけで安心・安全の強化と謳う恥知らずな対応。事件発覚から一週間以上経ち十分な準備期間があったにもかかわらずこのお粗末すぎる発言と対応。経営陣にまともな人間がいない証拠でしょう。断言はできませんが、日本マクドナルドは利益追求のため、安全性を犠牲にする会社に成り下がったようです。高くてまずくて安全が確保できない、そのうえ、従業員(アルバイト)の質も確保できないとしたら、あとは落ちるところまで落ちていくでしょう。できるだけ早く現社長は交代させるべきでしょうね。

まぁ、私がマクドナルドで食事することは、もう二度と無いと思います。