haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

扇風機を買いました。

先月、8年以上使用していた東芝製の扇風機を買い換えました。

この扇風機は、軸受けオイルが劣化したのかホコリが詰まったのか、いったんファンを止めてしまうと、カバーを外して指で助走をつけてやらないとファンが回らない状態だったのです。止めなければ問題ないので、回しっばなしでいると、モーターを覆うカバーが熱くなってきたので、火をふくまえに買い換えることにしました。同時期に購入した台所のナショナル製換気扇が未だに動いていることを考えると、改めて「日本製」の「すごさ」を感じます。

さて、我が家の家電の大半は10年近く前から、エディオンEDION(以前はデオデオDEODEOと言っていたはずなので、調べてみたら2012年10月からEDIONという名称に統一されたそうです。)八幡西店で購入しています。

私の家族はメカオンチ、電子器機オンチなので、故障したときすぐに対応できるよう近所の大型店を選んでいます。エディオン以前には、同じく近所にある大型量販店のB電器を主に利用していたのですが、その店の店員さんの説明が悪くて、我が家では使用できないものを売りつけられた(後日、返品したそうです)として、それ以降その系統の量販店は利用していません。私はその場にいなかったので、私の家族が何に対して不満だったのか判りませんが、日進月歩の電子器機の機能を全くの素人に「誤解無く」説明するのは難しいと思います。こういうときクレーム(または販売促進)の対応情報の共有化は重要だとつくづく思います。B電器は、店員さんの対応が悪くて、よそより値段が高くても買ってくれる優良顧客を永久に失ってしまったのですから。

一方のエディオンの店員さんの応対は極めて良く、84歳になる母が「うちで買った換気扇のフィルターを購入したい。」というと、我が家の電話番号から顧客情報のデータベースを検索し、5分以内に8年前に購入した換気扇のフィルターを用意してくれます。

 

購入場所は決まっているので、購入する商品については、事前にネットで調査しておきます。私が主に使うのは価格.comヨドバシカメラ、アマゾンの3サイトです。扇風機で検索をかけて、ジャンルを扇風機に固定し、価格を予算の5000円〜10000円で絞り込んで、人気の高いところから、4〜5件をピックアップして、必要があればメーカーのサイトで機能を確認します。いつもなら絞り込み結果はけっこう偏るのですが今回は価格.com山善ヨドバシカメラパナソニック、アマゾンが日立といったところでした。

以前だったらモーター系は東芝かナショナル製以外では購入しないことにしていたのですが、東芝もナショナルも主要部品は全て中国で製造していることから、今回は特に制限を設けないことにして、第一候補のパナソニックだけ頭に入れて、いざ、エディオン八幡西店に。

さて、お目当てのパナソニック製のものはというと・・・。ネット販売価格とエディオン価格が乖離していて、予算の範囲(1万円以下)では購入できません。どうしようかなと思っているとユアサプライムスのDC(直流)モーター7枚羽根の扇風機が8千円程度で売られていて、店員さんもオススメだったので、思い切ってそれを購入することにしました。実は展示品のモーターカバーにある注意書きが気に入ったので店員さんのお勧めとあわせて購入の判断材料としました。

その表示とは、「製造上の標準使用期間6年」です。モーターは枯れた技術なのでどこの国で製造されていても問題ないだろうと、そのうえで「使用期間が6年を超えたら買い換えの基準にしてくださいね」ともとれる表示に誠実さを感じたのでした。ひょっとしたら他の扇風機のどこかにも同様の表示があったのかもしれませんが、この機種は、いちばん目につく場所に表示されていました。

 

 帰宅して、まず、ユアサプライムスのホームページを調べると、ユアサ商事の子会社であることと本社の所在地が東京にあるのですが、工場の所在地は書いていないので、どうやら日本国内では製造していないだろうことが判りました。ネット上の評判も「可」も無く「非」もないといったところでした。

ところが、使用開始から僅か一週間程度で異音が・・・。「首振り」をしていると左に首を振った際、「シャカシャカ」という軸受けがこすれるような音が出始めたのです。2週間目には左に首を振った際、回転が落ちるようになり、そのあとすぐ、首を左に振った際にファンが停止してしまうようになってしまいました。仕方が無いので「首振り」をやめ、固定でファンを回すのですが、今度はオートタイマー(8時間で自動的に止まる)作動前に止まるようになってしまいました。しかも一度止まるとリモコンも受け付けなくなるのでイチイチ本体のスイッチを操作しなければなりません。タチが悪いことに、叩いたり揺すると、また動き始めるので、なかなか修理に持ち込むことができません。ひどいときは15分程度で止まるので、室温30度の部屋では堪ったものではありません。汗びっしょりで目が覚めてしまいます。(ちなみに私はボリビアに戻るときのことを考えてエアコンは使用しません。)

 

とうとう我慢できず、昨日(8月4日)エディオン八幡西店に持っていきましたが、店員さんの前だと正常に作動するではありませんか・・・・・・・・・・。

しかし、修理受付担当の店員さんの対応が良く、購入してから1ヶ月も経っていないので新品と交換してもらえることになりました。店員さん曰く「けっこう修理に持ち込むと正常に作動するといったクレームがあるんです。しかも、自宅に持って帰ったら、また、不調になることがあって。そのため、こういう場合は、新品と交換しています。」

新品との交換は、在庫のある大分店から取り寄せになるので3〜4日かかるとのことだったのですが、その間、修理に持ち込んだ扇風機も自宅に持って帰って使用して良いことにしてくれました。台風の影響で雨が降っているとはいえ室温は28℃。扇風機なしでは辛いので助かりました。

 

さてさて、自宅に帰ってから、扇風機をコンセントに挿し、首を伸ばして、モーターカバーの取っ手を持って風がちょうど良いところにあたるように設置したら、再び異音が出始めるではありませんか。でも今回は慌てません。慎重に原因を探ります。

まず、異音が発生した状況から、原因を「接触不良」にあたりをつけ、首を縮めてファンを手前に落とし込むように押さえつけスイッチを入れると、思った通り、今度は正常に作動します。そして再び首を伸ばして、ファンのアゴを上げるように力を加えると、再び異音が発生し始めました。

設計上の問題なのか、作業員がモーター主要部の首振りギヤ組み立て時の取付けをミスしたのかは判りませんが、「こんな造りじゃ6年は持たないだろうなぁ。」というのが今持っている「感想」です。

そういえば、ボリビアで購入したサムスン製の42型液晶テレビが故障したので、中国製の液晶テレビに買い換えたと妻が言っていました。購入から約3年でした。インターネットで登録すれば5年補償がもらえるという触れ込みだったので、ソニー東芝に比べて値段の安いサムスンにしたのですが、購入時はまだインターネットプロバイダーと契約していなかったので5年補償にはしていませんでした。これって、南米での「日本製神話=10年は故障無く使える」に対抗して販売促進するためのサムスンの戦略だったのかもしれませんが、「安かろう=悪かろう」の法則は今でも健在なのですね。

「5年補償」とか「永久補償」といった宣伝を目にすると品質への自信の現れなんだろうと思っていたのですが、「壊れれば交換すればいい」という安直な販売促進のための単なる宣伝文句なのだと改めて認識し直した次第です。(終)