haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

デング熱が日本国内で発生

デング熱 70年ぶり国内で感染確認 NHKニュース

デング熱が埼玉県の海外渡航歴のない10代の女性に感染というニュースが発表されました。厚労省が感染経路の調査を行っているとのことですが、渡航歴のない女性が感染したということは、既にウイルスの媒体となる蚊が存在している可能性が極めて高く、乳幼児や女性は特に注意が必要です。

 

私が住んでいたマレーシアもボリビアサンタクルスも感染地帯で、ほとんど毎日のように感染者のニュースがテレビで報道されていました。マレーシアに住んでいた数少ない日本人の友人は全て感染経験があったのですが、幸いなことに私は一度も感染したことがありません。その代わり、私は、他の誰もが経験したことがない変な肝臓病にかかりましたが・・・。

デング熱はネッタイシマカという都市部を中心に繁殖する蚊が媒体で、都市部で感染が確認されると、爆発的に被害が広がるため、マレーシアではチャイナタウンを中心に、ボリビアサンタクルスでは、市場を中心に、それらの場所をいったん閉鎖して大規模な消毒作業を行っていました。それでも規模拡大を抑えるだけで、なかなか沈静化には向かいませんでした。それは、蚊が生涯ウイルスを持ち続けるということと、主な宿主である人間が重篤化しないため治療せずに放置するためです。

しかし、重篤化は、乳幼児や女性それに気管支喘息・糖尿病などの持病がある人に現れるといわれており、私の身近でも、ボリビアで、知り合いの17歳の少女が亡くなっています。

 

対策等については厚労省がホームページで発表しているので参考にしましょう。

デング熱の国内感染症例について(第一報) |報道発表資料|厚生労働省