haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

齢54からの就職活動(その2)コンビニを探して応募しました。

①職種を決める

徒歩で通勤が可能な範囲(1時間以内。概ね自宅半径4km位)にある深夜労働ができる業種は、セルフスタンド以外では「コンビニ」と「レストラン」があります。「レストラン」の方は、せっかくアルバイトで採用していただいても、私の性格からして、極めて悪質な食材偽装や衛生管理を確認してしまえば、即刻、改善要求し、改善が認められなければ、辞めるか告発する可能性がありますし、そんなことになっては貴重な時間を失うばかりです。そのため、一番最後に検討することにしました。

 

②検索する

さて、前回のセルフスタンドでのバイト探しでは、就職情報サイトを利用しましたが、回答に時間がかかることが判明しました。そのため、今回は、独自ホームページでバイトを募集しているところで探すことにしました。

徒歩通勤可能圏内にあるコンビニは「S」「R」「F」「P」「D」でしたが、独自のホームページから、バイト検索できたのは「S」「R」「F」の3社だけでした。しかし「F」は残念ながらバイトを募集している店舗が近くにありません。新規開店した店舗が近くに2店もあるのに、きっと人気が高いのでしょう。ネットでの評判も上々でした。

 

③私の勤務可能時間に適合する場所を探す。

Sでは3店舗、Rでは2店舗が深夜勤務人員を募集していましたが、Sの2店舗とRの1店舗は22:00〜08:00で、金曜日と土曜日しか働けません。Sの22:00〜02:00とRの22:00〜06:00に募集している2店舗に絞り、検討してみることにしました。

まず、Sの方ですが、コンビニ業界ではひとり勝ちで、ずっと増収増益を続けています。新しいサービスとして「お食事お届けサービス」というのをやっていて、私が住んでいる一戸建て住宅が密集してる「団地」で、急増している高齢者だけの世帯を取り込むということも可能だと思うのでかなり魅力を感じました。

次にRですが、一手間かける「マチカフェ」や「まちかど厨房」というのをやっていて、アルバイトを増やしてでも顧客の取り込みを図ろうとする積極性が見えます。それに私が今勉強しているアニメとのコラボ商品も他のコンビニに比べると多い気がします。

しかし、この「まちかど厨房」。私がコンビニを利用する時間帯(夜10時以降)に商品があるのを一度も見たことがありません。人気商品のため品薄なのか、夜は作っていないのか少し気になります。

散々迷ったのですが、結局、ホームページの応募欄に「自己PR欄」があるRに決めました。アルバイトであっても人材を大事にする会社は伸びると判断したからです。

 

④応募する

自己PR欄に元公務員であるということと、私が勤務できる時間帯を月曜日から金曜日の22:00〜06:00と記して応募してみます。実は、このRへの応募、セルフスタンドが、応募した翌日までに返事がこなかったので、セルフスタンドの応募の翌日に応募したのです。(応募した翌日に返事がこないと、かなり不安になります。私が、「せっかち」なのかもしれませんが、返事がないということはそれほど求人に困っていない、つまり、採用される可能性が低いと判断できるからです。そして採用される可能性の低いところに長時間割かれるのは効率的ではありません。かといって二股をかけるのはどちらにも失礼なので、二つ同時に応募するときは注意が必要です。中間に業者さんをはさむと時間がかかるのを知ったのは後になってのことです。)セルフスタンドのほうは採用されたとしても土日しか勤務できないので、時間を有効活用するために月曜から金曜まで別の仕事で埋めるつもりでした。ボリビアでは酪農をやっていましたので、風邪を引いて高熱を出していても1日も休まず働いていましたから、日本で同じ事ができないはずはないと....。

Rの方は翌日に早速連絡が入りました。面接の日時は4日後で、履歴書を持参することが求められました。勤務は週三日以上希望しますかといわれたので、ガソリンスタンドのバイトに応募していることを告げて、土日以外はそちらのシフトにあわせますと答えます。なんとなく、バイト希望者が多いのかなと感じました。

こちらからは2点確認しておきます。

○採用担当者の名前を再確認しました。(間違えるとたいへん失礼ですから。)

○面接に正面入り口から入って構わないか確認しました。(お客様用の入り口と従業員用の入り口が必ず別れているようなところもありますから。)

 

⑤履歴書を準備する

a. まず、インターネットで履歴書を作成できるサイトを探します。これはgoogleで「履歴書 作成」のキーワードですぐに「履歴書Maker」という無料で履歴書を印刷できるサイトを見つけました。


履歴書メーカー

幾つか種類があるのですが、私は、pdfに出力できるタイプで、オーソドックスなJIS規格A4印刷2枚組のものを選択しました。pdfを選択したのは私が持っているレーザプリンタOKI301dnで両面印刷するためです。(webから印刷すると両面印刷はできません。)

 

また、JIS規格に準じているのであれば、手書きの履歴書を作る際に文字の大きさの参考にできます。実は過去一度だけ転職を考えて新橋のリクルートに登録し民間会社を何社か受けた経験があるのですが、その時の実際に履歴書を作った経験では、私の職業は所属や肩書きが長くて、枠内に収める字の大きさの調整が難しいのです。

「履歴書を発行する」ボタンで印刷画面を確認し、ブラウザの「戻る」ボタンで戻って、「再編集する」ボタンを押すと「履歴書を発行する」ボタンを押す直前の状態に戻してくれます。

今回は学歴・職歴が最大の21行では全然足りなくて、小学校削除したり、聴講生だった大学のことを省いたり、部署名の一部を省略したりと四苦八苦でした。

b.次に証明写真です。まず、黒崎駅の中二階にある格安の散髪屋さんに行き、髪型を整えてから、改札口近くのうどん屋さんの隣にある自動写真機で写真撮影しました。これが大失敗。800円もするのに、席に座ってからでは服装や髪型を確認できません。外の鏡で確認してから座って、写真を撮るボタンを押して、目前に表示される写真でしか確認できませんが、室内・モニターともに暗く、よく分かりません。しかも、出てきた写真を切るカッターもありません。左利きの私では、はさみで綺麗に切るのは至難の業ですから、こんなことなら同じ黒崎駅に隣接する井筒屋にある写真店を利用すべきでした。

c.更にバスセンター二階にある100円ショップに行って履歴書を購入してきました。そこで、JISタイプのものの他にアルバイト用というA4サイズ1枚の簡易履歴書を発見です。そのバイト専用履歴書には小さな職歴が短く5行あるだけで、狭いスペースなのに月曜日から日曜日まで勤務可能な時間帯を記す欄もあります。

ここでハタと気づきます。

コンビニのアルバイトに求められているものはいったい何でしょうか。

誠実そうな笑顔、清潔な服装、忙しい時間帯を覚えて事前に準備する等、実地で対応できることであって、詳細な学歴や職歴は必要無いはずです。こんな簡単なことに今まで気づかないなんて、自分はなんてバカなんだろうと思いつつ、提出するのはこちらの簡易履歴書にすることにしました。ただし、念のため、詳細を求められたときのためにJIS版のものも手書きと印刷物のふたつも用意しておくことにします。

 

⑥PR点を考えるために、職務履歴書を作成する

私には多くの欠点があります。まずこの手の職務経験がゼロのため、レジの打ち方、店頭陳列商品の内容把握、商品の配列、補充方法等を覚えるのにかなり時間がかかることが予想されます。また、私は、たばこを吸わないのでたばこの銘柄とパッケージが全く区別つきません。リピーターが大事な小売業で、単価の高いたばこは重要な商品ですし、顧客の顔といつも注文する銘柄を覚えていれば、リピーターになってくれる可能性は高いと思います。トラブルシューティングも大事です。例えばATMで2万円でないといけないのに1万円しか出なかったとクレームがついた場合はどのように対処するのでしょうか。対応にもたついていたら次からは利用しなくなるかもしれません。私が役所で作っていたようなバイト向けマニュアルはあるのでしょうか。不安が次々と浮かんでくると、次に対応策も次々と浮かんできます。「でもその辺は、メモをとることと分からないことがあればどんどん質問することが大事だな。」「業務日誌を付けよう。」「質問すると怒る先輩というのはどこにでもいるけど、怒られても何度も質問すればいい。」「一番ダメなのは分からないことをそのままにしてお客様にご迷惑をかけること。」なんて次々と自己解決していきます。

じゃあ私の利点は何なんでしょうか。自分のPR点を正確に知るには職務履歴書を作ることが一番手っ取り早い方法だと何かに書いてありました。

福岡時代、仙台時代、霞ヶ関時代、国連時代、大手町時代、さいたま新都心時代、名古屋時代そして最後の福岡時代とボリビアでの農業経験。振り返ってみると、組織対応で多くの方々にご指導・ご鞭撻を受けて得た成果と、調査・研究等、組織内に先例がなく先人として飛び込んでいった個人の努力だけで成し得た成果が浮かんできます。それらを表にして、まとめるとA4で3枚になります。ついでに趣味や遊びの履歴も作りました。

私の過去って、新しいことにチャレンジしていく事で構成されていたんだなって、再確認です。そして、私の最大の売りは、新しいことにチャレンジして、遭遇した全く新しい問題点に対応する危機管理能力だと、ちょっと「偉そう」に思います。でも、

『そんなものコンビニのアルバイトには必要ない』ですね。

「私を採用する人はお荷物を抱えることはあってもメリットは無い。」そんなことを再確認です。私の好きな言葉に「無知の知」というのがありますが、歳をとっても、これだけは絶対に忘れたくないですね。

結局、PRは「英語と西語が日常会話程度ならOK」ということと、家族の夕食を作り始めてから最大の私の欠点である「太って」いることを逆手にとって、「身体を動かす仕事がしたい。」という2点にしました。

 

次回は先日受けた面接の内容です。面接の結果は11日ですが、なんで結果通知にこんなに時間がかかるのだろうと少し不思議です。面接は最初から失敗だったので、まず、受かっていないだろうなぁなんてネガティブに考えています。