haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

確定申告の写しでは、国民年金の免除申請はできない?

5年前に、ボリビアで中山間地農業を始めた後も、生活の拠点は日本にしてありました。

それは、当時の民主党のバラマキ政策と日銀の無策によって将来日本が経済破綻したとしても、ボリビアで農場等の事業が上手くいっていれば、私の微力でも私の家族や友人達くらいは支えることができると考えたからです。

いずれ日本に帰ってこなければならないのだから、生活の拠点は日本にしておく必要がありました。なぜなら、生活の拠点を海外に移すということは、日本の法律で日本で取得したクレジットカードや銀行口座が使えなくなってしまうからです。

今はまだ日本円に換算して1200万円以上の借金があるうえ、これからさき運良く事業が成功しても(ボリビアではモラレス大統領による左派政権が長期政権化しており、特に外国人に対して厳しい制度を次々と課してきます。このままだと十分な利益は出せません。)、ボリビアから日本に送金する手段が無いため(途上国の多くがそうであるように、貨幣の国外持ち出しにはものすごい制限があります)、こちらで何かやろうとしても、日本では「すぐ使えるお金が無い」という訳です。

 

ボリビアでの事業がいつ完成するか分からないため、ほとんど確定申告のためだけに、毎年、数十万円かけて日本に帰ってきていました。1月上旬から2月下旬まで滞在して、実家の作業をこなし、確定申告(白。青の方が税金が安くてすむのですが、まだ、実態の無い会社で脱税していると思われるのは嫌でしたから。)をすませ、写しに押印してもらいます。

この写しを、そのまま、年金事務所に持っていって提出すると、国民年金の免除申請の役割を果たしてくれるので、7月にわざわざもう一度日本に戻ってくる必要がありません。私にとっては大変ありがたい制度でした。

 

ところが、先日、株式会社バックスグルーブ(年金事務所の委託を受けて書類等を郵送している会社)というところから、「国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)」というのが届きました。平成24年9月から約1年間未納になっています。去年は八幡年金事務所に直接持っていったか郵送したか記憶にはありませんでしたが、自宅に写しが無いので提出したことは間違いありません。それで一昨日、八幡年金事務所に「確定申告の写しを提出して免除申請しているはず」と電話したのですが、「確定申告の写しでは年金の免除申請は受けられません。」と答えられてしまいました。

今年提出した申請書には「2年前まで遡って免除申請が受けられます。」と書いてありましたから、今までと制度が変わったのかもしれませんが、平成24年8月までの免除申請は間違いなく、確定申告の写しで対応してもらっていたので、そんなはずはないと食い下がろうとしたのですが、「まだ間に合うので、必要な書類をこちらから郵送しますので、今月末までに提出して下さい。」と言われて、

今、請求がきている「¥165,230

を払わなくて済むならまぁ良いかと思ってしまいました。一昨年は家族の事情とはいえ、急きょ日本に戻ることになったため、持ち株や先物の金を手放して、確定申告では約70万円の赤字でした。そのうえ、白色申告ですから、正規の航空運賃を払って帰国した片道の旅行費用約60万円も経費なんかで落とせませんでした。それなりの収入があったのなら当然払いますが、何故赤字の人間に請求してくるのでしょう。

それにしても、今年は日本に居たから良かったものの、もし居なかったらと思うと「ぞっ」としました。母や姉では年金のことなんか分かりませんから。

 

実はこの年金事務所。昔は社会保険庁といって、私が反吐が出るくらい毛嫌いをしていた農林水産省のある組織とおなじように、組合活動ばかりしていてろくに仕事をしない連中の集まりだったのです。

それを思い出したら、なんだか無性に腹がたってきました。民営化され国家公務員の身分を失って、少しは改善したのかなと思っていたのですが、やっぱりダメみたいですね。

 

閑話休題

コンビニのアルバイトも始まって、来年はネット通販も始めようと計画しているので、来年からは青色申告にする予定です。確定申告の新しい制度では、来年から白色申告でも帳簿の備え付けが義務化されるので、手間が同じなら、新しいことにどんどんチャレンジです。それに、今回の1件で、違法で無ければ、利用できるものは利用しないと、まじめにやっているものだけがバカを見るというのが良く理解できました。

私達はろくに仕事しない連中のために、多大な税金をこれからも支払い続けるのでしょうね。