haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

私の120円昼食とエキストラバージン・オリーブオイル

一昨日は午後10時から夜勤シフト(ナイトと呼ばれています)に入り、昨日の午前6時に終了。店長さんにいろいろと「すご技」を見せてもらって、少し興奮気味だったのと、ひんやりとした空気が気持ちよく、天気も良かったので金山川を少し散歩して、7時半に帰宅しました。さすがに疲れていたので、すぐに爆睡です。いつもなら9時半に出かける母を確認するのですが、さすがに今日は無理でした。

 

11時半頃目が覚めたのでいつものように昼食を用意することにしました。今回は私のレシピを紹介しておきます。

トライアル水巻店で購入した500g89円のスパゲティー麺は、水につけてふやかしたものを7等分してビニール袋に入れたものが常に冷凍庫で凍らせてありますので、ラーメン鍋にお湯を沸かして、この麺を凍ったまま入れます。沸騰してから1分ほどでできあがりなのでざるでお湯をきっておきます。

別途、軽く熱したフライパンに、中国産ニンニク(3個68円)を3欠片(約1/4個)を刻んで入れ、去年のお歳暮でもらったエクストラバージン・オリーブオイルをたっぷりと入れ、中火で、ニンニクが少しきつね色になるまで炒めておきます。

これに、同じくトライアル水巻店で購入した一束38円の福岡県産エノキ一束を刻んだものを入れ、少し炒めたら、先ほどの、ざるでお湯をきった麺を入れ、更に軽く炒めます。(我が家では、母の趣味で、なすやピーマンなんかも自家栽培していますから、これらがあるときは、これらも刻んで入れます。昨日は冷蔵庫に在庫が無かったのですが、特売品の「ベーコンの切れ端のパック詰め」があれは、それも加えます。)

最後に鷹の爪を刻んだものと醤油を少々垂らして醤油の香ばしい香りが立つまでさらに炒めたら完成です。

 

麺約13円+にんにく約8円+エノキ38円で約59円。鷹の爪は自家製ですが100円一味で代用したとして、醤油も使用量から考えて、せいぜい数円程度、貰ったオリーブオイルの値段をAmazonで調べたら600g入りが約800円で、40g近く使用していますから買っていたら53円・・・。けっこう高いですね。 

それでも、材料費は全部あわせて約120円です。10分もあれば調理が終わるし、後片付けも簡単なので、もっぱら1人でいるときに作っています。ベーコンがあればもっと美味しいのですが、エノキの食感と香ばしい醤油ニンニクの香りだけでも、けっこう食べられますよ。

味の素 オリーブオイルエクストラバージン 600g

味の素 オリーブオイルエクストラバージン 600g

 

ところでこの、エクストラバージン・オリーブオイル。

ボリビアにいたときは普通にエクストラバージン・オリーブオイルを料理に使っていたので、随分と高価だなと思ったので、そのあと調べて見たのですが、『日本での品評会、エキストラバージンオイルの3割がニセ物』という情報がありました。(私は会員なので、この記事が読めるのですが、読めない人はごめんなさい。)


日本での品評会、エキストラバージンオイルの3割がニセ物:日経ビジネスオンライン

 

さらに、こんな情報も。

内容紹介欄から抜粋

健康・美容にいい油として注目され、欧米だけでなく日本の食卓にも浸透しているオリーブオイル。ところが、このオリーブオイルの品質が危機に瀕しています。オリーブオイルの最高グレードである「エキストラバージン」の名が冠されていながら、中身は精製オイルやオリーブ以外の原料からつくった安いオイルが混ぜ込まれているケースが相次いで発覚。

エキストラバージンの嘘と真実

エキストラバージンの嘘と真実

 

う〜ん。どうでも良いことなのかもしれないのですが、「Extra」って「エクストラ」と「エキストラ」と両方の記載方法があるんですね。私は「エクストラ」って書くんですが、やっばり、原文のままで書いた方が良いですね。

さて、

私がボリビアで使っていたExtra Virgin Olive Oilは、真っ赤な偽物であった可能性が高いことがわかりましたが、もらい物の方はどうなのでしょうか。偽物でこの値段なら詐欺です。

記事や本が2012年から2013年に書かれたものであることから、現在では改善されている可能性が高いと思いますし、食品偽装が蔓延していることによって「信用」が、どれだけ大事か知っている日本の大手食品メーカーが、この記事がでていることによって、適正な対応をしていないはずはないのですが・・・。

 

まず、私の得意分野であった法律の方を確認してみましょう。

農林水産省のホームページから「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(通称JAS法)というのを調べます。オリーブオイルの規格を定めているのなら、この中にあるはずだからです。

   ↓

JAS規格一覧」

   ↓

「食用植物油脂の格付の表示の様式及び表示の方法」

http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/hyoji_02.pdf

残念ながら、オリーブオイルは「オリーブオイル」と「精製オリーブオイル」の2種類の規格しかないことが判りました。

法律には、こういう曖昧なものが存在するので、業界が団体を結成し、法律が制定されるより前に自ら規制を作ることがあります。日本には一般社団法人日本植物油協会(Japan Oilseed Processors Association略してJOPA。旧称は社団法人日本油脂協会)というのがあるので、「植物油協会 オリーブオイル 規格」で検索をかけてみます。その結果........

『オリーブ油のお話し』からの一部抜粋

JAS法はオリーブ油の規格も定めていますが、極めて単純な規格で、実際の流通には利用されていないのが現実です。これは法令の不備ではなく、もともと国内で生産され、流通するオリーブ油がわずかであることから、国内規格を定める意義が希薄であることによるものです。このため、国内でオリーブ油を取り扱う企業の多くは、国際オリーブ油協会(IOOC)が定めている定義と規格に準じて商品を供給しています。

(中略)

社団法人日本植物油協会の会員企業が販売するオリーブ油は、このような厳しい規格に準拠したものであることをご理解いただきたいと存じます。

植物油information

どうやら、国内に規格を満たしていないものがあるのは間違いないようですが、会員企業は国際規格に準拠してオリーブオイルを生産し、きちんと表示しているようです。

そして、会員企業として羅列されているものを探してみると

株式会社 J-オイルミルズ -- J-OIL MILLS,INC. --(味の素)

日清オイリオグループ株式会社 -- The Nisshin OilliO Group.Ltd. --

と、国内でExtra Virgin Olive Oilを製造・販売している会社の名前がきちんとありました。

(余談ですが、私が好きな会社に理研農産化工というのがありまして、佐賀県で製粉や肥料関係、福岡県で油を生産しています。この会社も、この協会の加盟会社なので、私がこの協会名を知っていたわけです。でも、農水省のOBが天下りしていたらやだな〜なんて思いつつ・・・リンクを貼っておきます。)

理研農産化工株式会社

一般社団法人 日本植物油協会

また、幸書房(さいわいしょぼう)さんが「最新油脂事情」という記事をインターネットで公開されていますのでオリーブオイルの項目を併せて記載しておきます。

幸書房 | 最新油脂事情

 

私は日本製だから全てが素晴らしいなんて「根拠」のないことは言いたくありませんが、オリーブオイルに関しては大丈夫なようです。ただ、Extra Virgin Olive Oilは、酸化されやすいので一度に大量に消費する予定の無い人は、少々高くても小瓶をタイプを購入した方が良いと思います。

それから、先日、NHKだったか民放だったか忘れたのですが、九州産オリーブの収穫が始まり、福岡県でExtra Virgin Olive Oilの生産が始まったというニュースを見たのを思い出しました。それで「福岡県 九州産 オリーブオイル」で検索してみました。

どうやら株式会社オリーブジャパンという会社みたいです。

信販売も手がけているようですが、オリーブ新漬は全て「完売御礼」となっており、Extra Virgin Olive Oilの方も200mlで税別4000円とかなり高価なようです。

九州の産業活性化に興味がある方は是非ご覧下さい。


国産オリーブオイル商品について|オリーブジャパン 九州発 オリーブで日本を変える