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haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

コンビニのバイト、初めて給料でお礼を。(齢54からの就職活動)

バイトを始めて2か月半が経ちました。情けない話ですが、私が想定していたより遙かに多くケアレスミス(レジからお金を取るときに小銭を落とすとか、ボタンの押し間違えとか注意力散漫によるミスのことです。)が続くので、しばらくケアレスミスの原因と対策に集中していました。

対策の方法等については次回以降で紹介していきたいと思います。

 

さて、

11月30日、初めての給料を貰いました。働き始めたのが10月16日ですから、随分と長かったみたいですが、契約書の内容どおりに支払われています。契約内容は守秘義務に入ると思いますので控えさせていただきますが、契約書の大部分が印刷物であったことを考えると、素性のハッキリしないアルバイトを雇用するリスクを考え、フランチャイズを展開する大元が編み出したシステムなのでしょう。

 

最初の給与を貰ったら、いろいろと教えていただいた先輩や今、夜勤でチーム(夜勤は基本的に2人体制です)を組んでいる先輩に「お礼」をしようと考えていました。対象は4人で、構成は20代の独身男性、30代の既婚女性、40代の独身女性、50代のお孫さんがいる女性です。

①まず品物の選択基準。「同じもの」を渡すので、仕事に関係し年齢・性別を問わないものを考えます。いろいろと考えたのですが、衛生管理が大事な職場ですから手を頻繁に洗います。そのため、「タオル地のハンカチ」が良いだろうということに。

②経済活性化のために純日本製で、地元北九州が強調できるもの。

③将来、私が自分のプロジェクトを再開したときのために海外でも通用しそうなもの。

④1時間分の給金724円程度のもの。

ということで2週間近くかかったリサーチの結果、「今治ハーフタオルのハンカチ 小倉織模様」にしました。


(箱入)縞縞 SHIMA-SHIMA × GOLDPEARL タオルハンカチ【ラッピング不可】|今治タオルショップ 公式通販サイト

購入はAmazonで行い、コンビニ受取でコーヒー一杯無料サービスを利用すれば、予算の範囲内、しかも、バイト先で対応しなければならない操作がわかるという一石二鳥、いや「お礼」「事業で取り扱う商品」「コンビニでの操作体験」「コーヒー無料」だから一石四鳥ですね。

 ※Amazonでの購入先です。

給与日の当日申し込んで翌々日には到着していました。無事お渡しできましたが、喜んでいただけたのかなぁ。

 

閑話休題

余談ですが、ボリビアで私がアルバイトを採用したときのことを少し書いてみたいと思います。

私が管理していたボリビアの中山間地にある牧場では、放牧で乳牛と肥育牛合わせて80頭飼育し、ライム、レモン、グレープフルーツそしてミカンの柑橘系の果樹を栽培していました。付随して飼料作物の栽培や養蜂も行っているのですが、ルーチンだけなら私と従業員のふたりだけで対応できました。(おそらく日本の農家さんがこのブログをみていたら信じられないでしょうね。私はその他に牛乳の運搬と販売もやっていました。日本は乳脂率等の品質や製造・廃棄・衛生管理等の法規制でがんじがらめにされているので、本当の意味で「規制緩和」しないとアベノミクスだけでは経済の活性化は不可能じゃないでしょうか。そして、根本的に労働社会構造を変える気がないなら、貧乏な高齢者が増え社会保障が破綻するのは確実です。)

ボリビアの農場でアルバイトを雇用するのは、農場の有刺鉄線で囲った柵の補修や焼畑で農地の再生を行うときです。

一度に雇うのはふたりから5人。作業量に合わせて募集しますが、ボリビアも経済成長に合わせて労働力の確保が難しくなってきていて、単純作業が主体の日雇いのアルバイトに応募してくる人には麻薬の常習者(目がとろんとしていて濁りが有り、歯がボロボロです。)も少なくありません。それでも、私は、基本、頼んだ作業を確実に行ってくれればOKということで受け入れていました。

アルバイト募集は基本的に縁故採用です。縁故といっても、牧場から一番近い町(市場)で朝の6時半に牛乳を小売りのおばちゃんに渡すのですが、この小売りのおばちゃん、小売りの牛乳渡したら市場が開くのを待って朝食をとるのですが、私が朝食をとっている食堂のおばちゃん、近所の農家さん、配合飼料を製造しているオジさん等を通して口コミで募集するということです。

具体的な事例を挙げてみましょう。

柵の補修でふたりを採用した時のことです。

有刺鉄線はふだんからストックしてあるので問題ありませんが、柵に使う木材は、自分の山を持っていて注文に応じて切り出してくれる「木こり」さんにお願いします。

必要な本数を告げたら木を切り出している現場へ行き実際の木材の品質を確認し、注文します。その際、在庫があればそれを全量購入するのですが、他の注文品について前渡し金を要求されることがあります。残念ながら「こちらの国の人」はまとまったお金を手にするとすぐに使い果たす人が少なくありません。だから、まず在庫を購入する際、一度に全額は渡しません。そして、「今、手持ちはこれだけだから、明日の朝、残りと前渡し金(注文の1割程度)を自宅まで持っていくよ。その時に領収書を作っておいてくれ。」と言っておきます。

自宅には奥さん等家族がいるので、これで、①仕事を受注したこと。②どの程度の金額を既に貰っているか。を知らしめることが出来ます。一応、納期も確認しますが、雨や機械の故障で納期が数ヶ月遅れるなんて良くあることです。

そして材料と道具が揃ったらアルバイトの募集をかけます。

「今度、柵の補修するんだけど○月○日から1ヶ月ほど、働ける人知らない。日当は65Bs(当時の日本円で700円程度。正規雇用の基本給が月20000円なので、日本円の価値に換算して日当10000円といった感覚でしょうか。)くらいだけど。」

「××さんとこの誰々が仕事探しているって言ってたから今度声かけとくよ。」という具合で3人程度集まりそうだったら、そこで募集は止めておきます。

さて約束していた募集当日、午前8時に集まってきたアルバイトを車に乗せて、牧場へ戻ります。このとき、昼食のお弁当を用意しておきます。現場に着いたら作業を指示して2時間くらい一緒に作業して仕事のコツを教えます。仕事のコツを覚えたら、仕事の最終目標を示しておきます。柵の杭を変え有刺鉄線を張る作業だったら、どこからどこまでという具合にです。そしてお弁当を渡して夕方迎えに来るからといって自分の仕事に戻ります。

私自身この作業を実際に行った経験がありますから、私の所要時間が「標準作業時間」ですね。夕方迎えに行った時、標準作業時間より多くすすんでいたら、日当を渡すとき、「今日は頑張ったくれたので少し余分に出すね。」といって余分に5Bs程度渡し、明日も宜しくと言って市場まで送ります。インセンティブですね。最大で15Bs、日当として計80Bsくらいまで支払います。よく働いてくれる人には、これで次の時にまた来てくれたらと思うのですが、よく働く人は別の仕事に就いていることが多くて、なかなか上手いタイミングで雇用することができません。

たまに彼らから仕事が無いかという問い合わせがあるので、その時は除草と飼料作物の植え付けや柵の見回りと補修を頼んだりして出来るだけ便宜を図ります。

人数が少なかったり、来なくなった人がいれば、また募集をかけます。標準作業時間に届かない人は、次回の募集時に対象から外しますが3年間の牧場生活でブラックリストとなったアルバイトは1名だけですね。日雇いに応募してくる皆さんは、生活がかかっているので、良くやってくれると思います。

さて、私が抜けた後の穴はどうしているのかというと、従業員の息子が高校を卒業したので、彼を雇ったうえ、アルバイトも頻繁に雇っています。小売りのおばちゃんに朝渡す牛乳は、乗り合いタクシーで運んで貰っていますが、故障や雨(雨が降ると道路がぬかるんだうえ、穴が至る所に空くのでタクシーが運休してしまいます。)でタクシーが来ないことがあるので、その時は全量をチーズにします。

夕方の搾乳分はうちの奥さんの兄に頼んでパン屋さんまで運んで貰っていますが、日曜日にうちの奥さんが牧場まで行って、いろいろと手配しないといけない状況です。私が開拓した果樹園が昨年から実をつけているようなので、赤字にならずに済んでいるそうですが、養鶏場、チーズ加工場やジュース工場の建設計画なんかは当分先になりそうです。