haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

ローソンのセルフコーヒーが美味い。コンビニのコーヒーを飲み比べてみる。

先日、ローソンにセルフ方式のコーヒーマシンが導入されました。

北九州市内では、まだ、全てのローソンに導入されているという訳ではないらしく、この近辺でセルフ方式が採用されているのは、「ローソン ○○店」くらいです。(このページへのアクセス数が増えてきたので店名は伏せさせていただきました。)

日経新聞の雑誌でも紹介されていましたが、ローソンはもともと○百万円もするエスプレッソマシンを導入して、セブンの100円コーヒーに対抗(差別化)していたのですが、お客さまに対して一杯一杯を抽出して手渡しするという方式を採用しており、一杯当たり150円とか180円という価格設定をしていました。

マシンのランニングコストと人件費を考えれば当然のことなのですが、セブンの100円コーヒー独走状態に焦ったのか、昨年はローソンでも100円という価格設定にし、コンビニコーヒー戦争などと一部雑誌に紹介されるようになったのですが、ハッキリ言って、ローソンの本社はバカしかいないのかと思いました。

クルーとフランチャイズ加盟店に負担しか強いない作戦だからです。せめて、ローソンにおいては「パン、ドーナッツを含む洋菓子または和菓子を購入されてお客さまにはコーヒーを100円で提供します」くらいの戦略は考えついて欲しいものです。

 

さて、そんなわけで「100円」という価格で戦争するなら、セルフ方式の導入は「必然」だったのですが、セルフマシンが導入されたのを見て、さっそく試しにホットの100円コーヒーを購入して飲んでみました。

これが香りが高くてかなり美味しい。

豆はエスプレッソマシンと同じものを使っているはずなので、ハッキリ言って、こんなに違うものなのかと驚きました。

 

実は、ローソンのエスプレッソ方式のホットコーヒーは好きでありません。

以前、このブログでも記事にしましたが、個人的にエスプレッソマシンを購入して、コーヒーを飲んでいたくらいのコーヒー好きでしたから、ローソンのホットコーヒーは雑味が多いと感じていました。

エスプレッソコーヒーで雑味が多い場合は、主にふたつの原因があります。ひとつは、水の品質で、エスプレッソ方式で淹れたホットコーヒーは、淹れ立てが一番美味しく、時間が経つとどんどん不味くなっていってしまいますが、水が悪いと極端に短時間で味が落ちてしまいます。私がスタバのファンなのは、スタバで水を注文する(水はカウンターで注文しないと貰えません)と、驚くほど、水が美味しいからです。

「美味しい水で淹れたコーヒーは美味い」というのはコーヒー通でなくても常識だと思うのですが、水道水に浄水器をつけたような状態では、「美味しい」と感じさせるのは難しいかもしれません。

殺菌目的で水道水に混入される活性塩素(塩素イオン)は、ほぼ100%浄水器で除去できますが、塩素が有機物と化合していたりして浄水器でうまく除去できないものがあります。浄水器を通した水をガスクロマトグラフ分析装置にかければ、どれだけ「不純物」が含まれているか一目瞭然なのですが、まぁ単純に「美味い水」を使って淹れたコーヒーと比較してみれば、わざわざ高額な分析装置に頼らずとも理解できると思います。

私は同じくコーヒー好きの友人の勧めで大分県の湧き水である軟水を定期的に汲んできて使っていました。

 

もうひとつはコーヒーかす等の「汚れ」の影響です。私がエスプレッソマシンを購入した直後は、いろいろなコーヒーを挽いては、エスプレッソにして楽しんでいたのですが、あるとき、同じ豆を使っているのに、前日に飲んだコーヒーと全く違っていたことがありました。何度か似たような経験を積んでようやくたどり着いた原因が、エスプレッソマシンの清掃が悪くて、コーヒーかすが残っていたということでした。

コーヒー豆には若干ですが油分が含まれており、これが酸化した状態でエスプレッソを作ると凄く「不味く」なります。「こんなに微量なのに」と思うほどでも影響しますから、人間の味覚というものは凄いと思います。

 

ちなみに「アイス」はほとんど経時変化しませんし、ローソンの牛乳とココアは絶品ですから、「アイスカフェラテ」や「アイスカフェモカ」は、この値段でこの味ならと人様にお勧めできる品質です。

 

最初の給料でお世話になった先輩に何を贈るか迷っているのとスタバとローソンのカフェラテを比べてみたよというお話。 - haru_z1kのブログ

 

話を元に戻しましょう。

このローソンのセルフ方式100円コーヒー。「美味い」といっても、セブンさんとはどう違うのでしょう。私はセブンのホットコーヒーも好きではありませんから、数回飲んだ経験がある程度なので、どちらが美味いのか分かりません。

そのため、調査してみることにしました。

 

朝6時にローソンのセルフ方式100円コーヒーを買って、車で3分の距離にあるセブンに行き、同じく、100円コーヒーを買いました。ローソンでコーヒーを買ってから、約5分間が経過していましたが、まず、ローソンのコーヒーをひとくち飲んでから、セブンのコーヒーを一口飲みます。明らかに味・香りともローソンに軍配があがりました。

調査したのは3月1日と2日の2日間だけですから、たまたま、セブンさんの豆が古かったということも考えられますが、明らかな「差」を感じるので、ローソンは相当良い豆を使っているのでしょう。

それと、私が見た感じでは、コーヒーマシンは、セブンもローソンも同じ機械を使っていると思いました。(ローソンが真似た?)どちらも中のコーヒーかす箱が一杯になって、前開き方式の扉を清掃しているところをみたことがあるのですが、ロール紙式濾紙を用いたドリップ方式で、似たような構造をしていたからです。(ググってみましたが、残念ながらどこにも情報提供ありませんでした。)

 

もし豆の品質が劣っているのだとしたら、絶えず品質改善に取り組んでいるセブンイレブンのことですから、近いうちに「豆」を変えてくるのではないかと思いますが、しばらくはローソンのセルフ方式100円コーヒーがコンビニコーヒーの中では一番美味いで良いと思います。

 

【追記 2014/4/18】

ローソンのコーヒー豆が2015年新作ブレンドコーヒーに切り替わっています。

machicafe.lawson.jp

このコーヒー豆では、残念ながらこのブログで書いているような香りは楽しめません。どちらかというとドトールの珈琲に近い感じです。こくがあるのでペーパードリップのセルフ方式よりエスプレッソマシンの方が美味しく感じました。おそらく新商品のドーナッツに合わせた味になっているのでしょう。

私が今までローソンのコーヒーで試したもので香りが楽しめるのは「イエローマウンテン」という期間限定の豆ですので、この豆がブレンドに使用されるまで、セルフ方式のホット珈琲はお勧めできません。私はローソンではアイスカフェラテかアイスカフェモカしか注文しないので今まで気がつきませんでした。たいへん申し訳ありません。

ローソンと言えば、

「黄金チキンうま塩」も味が落ちているし、「げんこつメンチ」や「やみつき鶏」という賞品も明らかにサイズが小さくなっています。ローソンとして誠実さを示すつもりが少しでもあるならきちんと告知して欲しいものです。(`ヘ´) プンプン。