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haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

FXは怖いなぁ

この2ヶ月間、ギリシャ問題が再度緊張の度合いを増していながら、1ユーロが140円を超えていたことに違和感を覚えた私は、就職活動もそこそこに、かなりの時間を割いてFXをやっていました。

自分なりに確実に「儲かる」という思いがあって投資して、それなりの利益をあげたのですが、ギリシャ国民投票が終わって、私の考えていた「投資期間」が終了したにもかかわらず、今でも数時間ごとにチャートを確認したい衝動に駆られてしまいます。

思考の大部分がFX関連に占有されて、「依存症」という病名が頭をよぎります。全く困ったものです。

そこで思い切ってブログ上でもう一度考え方を整理してみようと考えました。ブログの更新も出来るし、文字にすることで考え方の整理ができます。上手くいけば、きちんと中断する決心も出来るでしょう。

問題は、私は経済については全くの素人(様々な本は読んでいますが、大学等のきちんとした機関で教育を受けていません。)なので書いた内容が「常識」とかけ離れたものになって、読んで頂いた方々に誤解を与えたり、不快な思いをさせないかということなのですが、私にとっては、あくまで考え方の整理なので、適当に読み飛ばしていただければ幸いです。

 

さて、

私がFXを始めたきっかけについては、将来、海外生活をするためのリスクヘッジであったことは以前のブログで書いたとおりです。経済については、検査指導機関にいた頃、国産品や輸入品の品質が、それぞれの国の経済状況によって変化することを経験と知識によって知っていましたから、農水省にいた頃にコツコツと独学で勉強しましたし、これから事業を始めるため、今でも勉強しています。(主にNHK講座と岩波新書、最近では日経関連サイトと雑誌ですね。)為替については国際機関や国連で働いたこともあり、どのような状況で変化するのか、そして、新聞記事や専門家の意見が「如何に当てにならない」かということも経験しました。

為替レートについては、10年以上前から、経済活動(物の売買)に必要な額の100倍以上が為替市場で取引されていることを知っていましたし、株についても、PERなどに関係なく大きく変動することを知っていました。

簡単に言えば、株や為替は、大金を持っているファンド、銀行、証券会社の思惑によって実態とかけ離れた動きをするものであり、「個人が手を出して簡単に儲けられる世界では無い」ということです。

今は、アベノミクス効果で、ファンド等は、株は上がる方向、円は下がる方向にベクトルをかけています。株は良く知らないのですが、為替はファンド介入の兆候を確認するのはそんなに難しくありません。

例えば、月曜(6日)の朝、日本の為替市場は、午前7時に開いて先週末の136円以上から134円より下に移行しようとしていました。じわじわと下がり続ける状況で、時折、「呼び水」のようにポンと跳ね上がるのを繰り返します。午前7時から株式市場が開く午前9時くらいまでは取引量がそんなに多くないため、自分たち(ファンド等)の思惑を伝えやすいのです。同様に、株式市場が終わりに近づく、午後2時半から午後4時くらいまでも、実需に関係なく、思惑で動きやすい時間帯です。結果としてギリシャ国民投票の結果を見た直後の市場である日本で始まった為替市場は1ユーロ134円ちょうど近辺から上昇へと転じました。勢いが無かったので、恐らく国内ファンドを中心とした動きなのでしょう。経済指標や要人発言に関係なく反応して動く場合は要注意です。

私が為替と経済指標を調べるのに使っているサイトを紹介します。

リアルタイム自動更新チャート

経済指標カレンダー(随時更新) | FX・証券取引のマネーパートナーズ -外為を誠実に-

 

私はユーロという通貨を発行された最初から信用していません。世界中の多くの経済学者が欠点を指摘していますので、いろいろと本を読むと良いでしょう。入門書としてお勧めなのは次の本です。

池上彰のお金の学校 朝日新書

池上彰のお金の学校 朝日新書

 

ちょっと古い本なのですが、私は、ユーロの基本的問題であるRegional Imbalanceという概念をこの本で知りました。Kindle版が無いので、もっと良い本がでていないか検索してみたのですが、日本語の本では上手く検索できませんでした。

 ※注※ 紙の書籍です。

ユーロ――危機の中の統一通貨 (岩波新書)

ユーロ――危機の中の統一通貨 (岩波新書)

 

私なりに咀嚼して今回のギリシャ問題を書くと

同一通貨圏内では、通貨の価値(為替)は、ドイツなど国際競争力の高い国に合わせて決定します。事実、ユーロ圏は貿易黒字が続いているため、ずっとユーロ高傾向にありましたし、ネットで大手経済サイトを見る限り、将来ユーロ安を予測しているところはほとんどありません。

購買力平価で考えると日本で飲める400円のスタバのカフェラテがフランスでは700円です。私はフランスまで行ってカフェラテを飲もうという気にはなれない状態なのにさらに値上げされるのです。(私が退職しボリビアに渡って、1ドル80円以上になった時は、確定申告で帰国した際も、100円ショップで買えるもの以外、ほとんど日本国内では買い物をせず、服や機械等はアメリカで買っていました。なんでフランスを例示したかというとギリシャでスタバのカフェラテの値段を調べきれなかったからです。m(._.)m)

当然、同じ金額を使ってギリシャでバカンスを楽しむくらいなら、湯布院の高級温泉に宿泊したほうが遙かに有意義な休暇を過ごせるでしょう。

農業や観光などの産業は高い通貨では不利なのですが、為替市場は弱いものに合わせて変動したりしません。それに加えて国民の25%が公務員で年金の受給額もユーロ圏内では低くないというのです。ギリシャは不況が深刻化こそすれ浮上してくるのは難しいでしょう。

日本だと円高が進んだとき、農業に対して個別補償までしてその産業を保護しましたが、ユーロ圏は5年前に訪れた最初の危機まで何の対応もしてきませんでした。そして、その後も基金等のセーフティーネットを用意しただけで、根本的な問題には手を付けていません。

 

私は6月中旬に1ユーロが140円を超えているのを知り、チプラス首相の性格や政党の成り立ち、そして、ユーロ圏債権国の姿勢から、6月30日の公的債務の返済は行われないだろうと予測しました。その後の国民投票についても、IMFがチプラス首相の発言を裏付ける報告を行ったことから、緊縮反対票が賛成票を上回ると予測しました。

予測が的中すると言うことは、今までユーロに投資していた人々がユーロに不安感をもつためユーロが下がるということです。下落率を2〜3%と想定して、1ユーロ132円〜134円と予想していたのですが、これは予想を外しました。もともと2〜3%は根拠の無い数値だったので当然と言えば当然なのですが・・・。

 

それで今後のことなのですが、

ギリシャがこのままユーロ圏に残るとすると、毎年、借金を重ねながら、累積債務については棒引きを要求せざるを得ないでしょう。それは、IMFの報告書にも書かれています。

jp.reuters.com

これを受け入れてしまうと、債権国はテロに屈したかのような印象を受けますし、緊縮策を受け入れて努力しているポルトガルアイルランドの人々は納得しないでしょう。

それではユーロ圏からギリシャを追い出すのでしょうか。

少なくともユーロ圏首脳からは「追い出す」という発言はないようですし、ギリシャを離脱させてしまえば、5月の総選挙で反緊縮・反EUを唱える急進左派が躍進したスペインが続くのでは無いかと、離脱後のことを強く懸念しているのでしょう。

ギリシャの経済規模はユーロ圏では数%しかありません。

活かさず殺さず程度の支援を継続して、しばらく経済的苦境に置き、出来れば緊縮策受け入れの政権に交代してもらうまで、様子見といったところでしょうか。

そう考えると、ユーロ/円は、しばらく玉虫色で、ファンドの思惑で上下する展開になりそうですね。(下落傾向でもいつ跳ね上がるか分からないということ。)

やっぱり、ユーロ投資はギリシャ追い出しが決定するとか劇的な動きが無い限り、中止したほうが良さそうです。

 

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と書いてるうちにオーストラリアドルが急激に下がっているのを発見してしまいました。オーストラリアの経済は、ユーロ圏や中国の経済動向、そして、資源価格に連動していると感じています。

ユーロが下がったのと中国の上海市場がかなり下がった影響でしょうか。また、中国経済の先行きとアメリカの在庫から原油価格も下がっていますね。トリプルパンチといったところでしょうか。

中国の上海市場については、ほとんど情報を持っていないのですが、個人投資家が大半を占めており、借金をしてまで株を購入する状態にあったとネットで知りました。(裏付け無しです。)

日本では1980年代のバブル形成期が似たような状況にあり、私も先輩から借金してでも株を買うのが常識だと言われたこともありましたから、1980年代の日本のバブル崩壊時と同じような状況になりそうですね。ちなみに、実家に生活費を仕送りしていた私は、株に投資する余裕なんかありませんでしたし、借金してパソコンとバイク買ってましたから、新たな借金は無理でした。そういえば、この頃、株成金が日本中に大勢いましたが、私と私の友人は誰ひとり株式投資していませんでした。「類は友を呼ぶ」ではないですが、私の周りには、まじめな連中が集まったなとつくづく思います。

私を除いて.....

 

【追記 2015/7/8 01:15】

ちょうど良い記事見つけました。

jbpress.ismedia.jp