haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

FXの結果(中間報告)

久し振りの経済(政治)予測?でしたが、まずまずの状況推移です。

ユーロは私が購入した後、じりじりと下げ続け、1.1610まで下げました。この時点で売れば7500円のプラスです。

いつもだったら蚤心の私はここ(5千円以上プラス)でいったん利益確定の「売り」を行うのですが、今回はブログにアップしたということで、我慢しました。

 

まず、英中銀金融政策委員長の議事要旨が20時に発表されました。

 こちらは予想通り、離脱前の混乱を避けるため悪い言葉はひとこともありません。

再び上げに転じますが、上値が重く、21時以降再び下げに転じます。

売買高が縮小しているので、この辺は「これからどう動くか」とは別物なので、嫌な感じがします。売買量が縮小している時は仕手筋が構えている場合が多いためです。

そして、当然ですが、この少し前に伝わっている「米中が関税協議を行う」というニュースが影響していると考えて間違いありません。

散々迷った挙げ句、ブログで書いたことを優先することにしました。

『上がっても今月中の米金利上げ時に回収できる。』

 

そして、ドラギ総裁の記者会見が始まりました。

瞬発いれずに大幅な上昇です。

内容を確かめずに動くのは仕手筋の常套手段。

仕手筋にとって「内容」はある程度予測の範囲で「ユーロ買い」が前提の行動です。内容に関係なく、「コレ」を契機として価格を操作する。

こうなると個人で下手に動くのは致命傷です。金額を指定して予約を入れておくのも方法のひとつですが、買っても売ってもスプリットが大きすぎて「損」です。

例えば豪ドルのスプリットは通常売買でさえ200円もの差があるのに変動が大きい時や売買高が少ない早朝などは、1000円近くまで跳ね上がります。

 

記者会見の内容は、「保護貿易主義の台頭による新興国リスクの上昇」と経済見通しの下方修正(1.9% -→ 1.8%)と予想通りだったのですが、大金持ち(ファンド)によるユーロ買いが決定している以上、どうしようもありません。

案の定、会見終了後もジリジリと上げる展開です。 結局、その日のアメリカ市場での終値が1.1692(私の口座は約マイナス18000円)で、翌日の東京市場では、1.1722(約マイナス27000円)まで上げました。

 

以前から日本市場では私の思うところと逆の動きをするのでスルーしますが、「損切り」予定のマイナス4万円に近づくのでは無いかとヒヤヒヤでした。(20万円を予算として、3万ユーロの取引では、投資余力は4万数千円なので4万円を超えて売買しないように設定します。米ドルでは投資上限4万ドルの損切りは3万円、豪ドルでは投資上限5万豪ドルの損切りは4万円と、対象通貨によって、私の感覚で、上限金額と損切り金額の幅を決めています。対米ドルでは動きが少ないのでSBI銀行が出している各種予測の変動幅を参考に売買を、豪ドルはスプリットが200円と大きいので滅多に取引しませんが、トランプ大統領のおかげで最近は動きが読みやすく、近いうちに取引してみたいと考えています。私の経済見通しによる基本的スタンスは、英ポンド、ユーロ、豪ドルも「買い」です。トランプ大統領のおかげで、ドル高が続いていますが、来年に向けて、特にユーロは対米ドルで上昇するとみています。円建て外貨は企業内留保の金額がバカみたいに大きくて、ハッキリ言ってあまり興味がありません。世界的に金余りがおきていて、持っているだけで価値が下がるものを使わないで溜め込むなんて・・・。使い道無いなら従業員に配れよって感じです。本来ならボリビアへの渡航を意識してドル買いしておきたいのですが、動きが読めないと怖くて何も出来ません。数年先=東京オリンピック後を考えているのですが、現在の異常緩和政策が終われば、円高になるのは間違いありませんから。)

 

話がだいぶ逸れてしまいましたが。

 

流れが変わったのは欧州市場が開いてからで、ジリジリと下げ始めます。

欧州諸国の株価は軒並みプラス圏なのですが、実体が伴っていない以上、仕手筋に乗らない方針なのでしょう。

アメリカ市場時間(22時30分)に入っても1.1660近辺からジリジリと下げています。

ちょっと安心して寝ました。

 

さて、土曜の朝、昼頃に米国市場の終値を見てびっくり。(母の永代供養を高野山で行うため、午前5時に姉と甥を見送り、昼まで寝てました。)

いつの間にかプラス圏に戻ってしました。

ロイターやブルームバーグで情報を確認すると、トランプ大統領が2000億ドルの関税発動に意欲とあります。少し前の記事(Twitter)では、関税を命令したというものもありました。

個人的には国内支持を失いつつあるトランプ大統領は、何らかのアクションを取らないと確実に中間選挙で負けて、任期を一期で終了するとみています。

だから先々週のエアフォースワンでの会見を見て、「アンケート結果良くなかった筈だが、支持率回復のため強攻策に出る」と判断し、先週中の関税発動に踏み切るとみていたのですが、予想以上にアンケート結果が悪かったのでしょう。

北朝鮮制裁は事実上棚上げになっていますから、残るは「中国」か「シリア」しかないので、やりやすい方を取るとみていました。シリア問題はシリア軍が軍事侵攻始めないと動けませんから。

 

結局、「最後っ屁」として2000億ドルの関税はまだ可能性があるぞと言って、力を誇示したかったのでしょうが、具体的行動が伴っていないので、「米中協議前に関税を発動する可能性がかなり低い」ということがハッキリしました。(支持率の変動によってはあり得ますが、アメリカの世論調査がどうなっているのか分からない→結果を見てからでは遅いので、可能性がかなり低いとして戦略を組み立てるということです。)

 

というわけで、月曜日の東京市場が開く前に利益確定に動こうと思います。

東京市場では、株式の先物が0.6%プラスになっていますが、トランプ大統領の発言をまともに受け取る日本人が多くいる可能性が高く、少なくとも午前中はプラスを縮小させ、それに伴ってユーロや豪ドルも下げるとみています。

 

ただ、私はトランプ発言がブラフだと確信しているので、ユーロ/ドルは1.17を超えないと売買(売りです)するのはリスクだと考えます。同様に米ドルは112円10銭、ポンド/ドルは1.31、豪ドル/ドルは0.728を超えると売りに動く予定です。

 

さて以上のことから、

前回のブログでFRB金利上げまで持つつもりだと書いたのは撤回して、月曜日に仕切りを行うことにしました。

まだ、しばらくは英語の勉強でブルームバーグニュースを見るつもりなので、FX売買をした時は公開していきたいと思います。

ただ、今回はブログに縛られてしまっていたので、臨機に変更を行い、結果を随時、ブログにアップ(追記)する方法でいきたいと思います。

 

2018.09.18 07:00追記

昨日の午前9時前に無事手仕舞いしました。

プラス3千円ですが、一時期3万円近くまでマイナスになっていたので結果オーライです。

トランプ大統領が2000億ドルの関税にゴーサインを出した。」という過った?情報を出したのはロイターで、昨日の午後4時過ぎまでは、アメリカの政府高官が、「トランプ大統領が17日中に関税にゴーサインを出すと言っている。」という記事を載せていました。

日本とニューヨークの時差は13時間なので、まだ6時間ほど猶予はあるのですが、日本や中国の市場時間に発表すれば、大顰蹙ものですね。

もっとも欧州やアメリカ市場時間に公表して株価が暴落すれば、劣勢が伝えられる中間選挙で、より不利になるだけなので、やるんだったら日本時間の午前5時(ニューヨーク市場閉鎖時間)から午後1時までの間だと思っています。

特に午後1時というのはアメリカ時間で翌日の午前0時ですから、例えば今日の午後1時発表であれば、マスコミには18日から実施と言えますし、欧州市場で多少暴落してもアメリカ市場でリップサービスすれば回復するとか考えそうです。

今日18日は、EUと英国のプレ協議があるはずなので北アイルランド問題の処理の仕方によってはちょっと波乱があるかもしれません。

日本時間の16時にドラギ総裁の発言が公表されるので、そのときユーロ/ドルが1.17以上になれば、また動いてみようと考えています。

 

2018.09.18 08:00追記

24日に2000億ドル分追加関税発動を発表

一週間後だから株価へのインパクトは少ないと判断したみたいですね。

中国は今までのケースだとアメリカの関税が発動したら報復というスタンスですから、中国の報復関税の中味がハッキリするのは24日以降ということになります。

結局、世論調査の結果は公表しないつもりみたいですね。