近況報告
今年の1月で59歳になりました。
母が昨年3月末に逝去し、一周忌の法要が終わるまで、夏場でも作り置きの鍋を常温で放置するような食品安全性の基礎も知らない姉に母を任せるべきではなかったのではないかとか色々考えているうちにあっというまの1年でした。ふと、母を殺したのは私ではないかと思うときもありましたが、私の方が老けてすぐにでも死んでしまいそうな状態になり、結局、寿命だったのだと思うようになりました。
スタンドのアルバイトを辞めてから書き始めた小説の方は、今まで様々な作者名でトライアンドエラーをしながら方向性を決めたキモオタが主人公となるライトノベルと、60歳を超えて淡々と自分の生き方を貫く老人の純文学の2つで現在登場するキャラクターを時間をかけて醸成している最中です。
そのため、多くの人とふれあう必要があり、経済的にも将来のためにも就職は不可欠でした。(もちろん、採用が決まれば、その会社のために全力を尽くすつもりですし、今も昔もそれは変わりません。)
まず、大手の人材派遣会社が「エルダー社員制度」を始めるとして、概ね60〜65歳を全国で80名程度採用するということを昨年11月に大々的に発表しました。
東京・大阪の2箇所で説明会を開くということでしたので詳細を調べるためにメールを送りましたが、結局返事無しです。
おそらくメールの内容から「足切り」されたのだろうと思います。
もともと、その「派遣会社」というと悪いイメージしか持っていません。
北米で派遣というとジョブホッピングのため1つの手段で有り、自分を高く売り込むための手段として確立(MBAやスキルに関する資格認定が多数存在している)していましたが、日本では安い労働力を確保するための、法律のすき間をついた悪質な手法だったからで、悪質な事例が多数報告されており「派遣切り」というのは良い例でしょう。
私は奴隷会社と称した方が良いと今でも思っています。
日本でも、この10年でやっとスキルの資格が充実してきたので、派遣会社はどのように変化しているのか気にはなっていたのですが、特に私のような終身雇用が当たり前であった世代は、資格の取得には無頓着で、応募しても果たしてどうなるのか。
また、私のように介護等で戦場から離れていた時間が長い人間は、「咄嗟の判断」が出来なくなっており、雇用しても使いものにならない可能性も高く、そのへんをこの大手派遣会社がどのように判断するか興味津々だったのですが、まさかの「返信無し」。
「それって『人材』会社としてどうなのよ?」
と思わず心の中で突っ込んでしまいました。(^0^)
結局、世間の目をそらすための一時しのぎというかか残業手当無しの奴隷市場を形成するために一役買うのではないでしょうか。
あまり憶測ばかりで物事書くととんでもないものになってしまうので、実際の業務がどうなのかその派遣会社に私を登録しておきました。WEBで応募して実際に登録すると千円のQUOカードが貰えると書いてあったので、往復の交通費がの足しにでもと思い登録しに行ったのですが、QUOカード貰えませんでした・・・
代わりに小さなポカリスエットが1本だけ貰えました・・・
まぁ応対は丁寧でしたし、こちらの知りたいことはだいたい判りました。
この会社では契約している企業から、「欲しい人材」を聞いておき、応募してきた人間がその規格に合っていたら紹介することをメインとしているようです。
いちおうパソコンでWordとExcelに関して簡単な試験があります。
残念ながら、私のような「①マックキーボードに慣れていて、②かな入力」の人間にはイライラする試験でしたが・・・
かつて私はリクルートに登録したことがあり、その際、パソコンを使って長時間の知能や知識に関する試験を受け、極めて高度なデータ処理手法で評価された者としては、「こんなので何が判るのだろうか?」という試験内容でした。
60歳定年を心配されている方は、現役のうちにパソコン検定や英検若しくはTOEICといった資格を早めに取ることをお勧めします。客観的に判断できる資格は再就職に向けて必須だと言えるからです。
ただ、今年にはいってからは入国管理法の一部改正やギャンブル法案(IR法)の成立も有り、ラグビーのワールドカップで北九州市がウェールズの誘致に成功したこと東京オリンピックに向けての準備等からホテル業界では、ある程度の語学力や海外での生活習慣等を知る人材が不足しているのでは無いかと思いホテル業界に的を絞って業務拡大を狙っているところがないか調べて見ました。
最終的に北九州市小倉北区にある北海道に本社があるとあるホテルなら59歳でも採用してくれるかもしれない(定年が70歳のところを狙いました)とおもいましたが、面接は公務員を辞めようと思って新橋のリクルートを訪ねていらい20年振りのこと。
練習を兼ねて、幾つかのホテルを受けてみました。
社長さんの奇行?で知られる某ホテルや○○○ハウスを親会社に持つ高級ホテルの面接をインターネットを通じて応募したのですが、変わった女社長さんのホテルの方はアルバイト募集だったし、金沢や東京近郊にある幾つかのホテルは利用したことがあったので良かったのですが、もう一方の○○○ハウス系列のホテルの支配人の方にはたいへんな失礼をしたと深く反省しています。
一時間近く丁寧に御社の状況や方向性を説明していただいたうえ、書面で簡単に処断できるところをわざわざ電話で不採用通知をしていただいてしまい、とても六十近くの大人がやるべき「練習」ではなかったと深く反省しています。
私が普段利用する価格帯のホテルよりは高いのですが、外国人向けには充分な広さが確保されていますし、地震の多い日本では建物の構造もしっかりしているので、海外の友人達には今後このホテルを紹介しようと思っています。m(-.-)m
(既に紹介し始めました)
ちなみにコンフォートホテル黒崎というところも求人を出していたので応募してみたのですが、返事のメールはありませんでした。接客業としてどうなんだろう。もっとも、本命の練習台として利用としていた私がどうのこうのと言える立場ではありません。
さて、
結局、当時の私の全てを賭けて受けた某ホテルでしたが、落ちてしまいました。練習を兼ねて受けたホテル3社全てで落ちたと言うことはホテルの接客業として必要な根本的な資質が私には欠けているということでしょう。
不採用の理由は教えて貰えませんから、この業界は諦めるしかありません。
仕方が無いので、生活費を確保するために土日の夜勤を探していたところ、24時間営業のガソリンスタンドでちょうど求人があり、面接官のSさんがとても良い人だったので、ここに決めました。11時間勤務ですが、ひとり体制なので休憩時間を含めて給与が支給されます。ホントに良いところが見つかったと思いました。
北九州市は工業都市なので、品質管理の職員募集が多々あります。
こちらは時給が最低でも1200円はあるので、火曜日から金曜日まででパートタイムを探せば良い。
将来の目途がついたことで、以前働いていたスタンドの同僚に報告に行くと「GSに戻ってくるなら人手不足の処があるから、そっちを受けてみないかと誘われました」I系列でなく、奇しくも私の就職先E系列のGSだと言うことでしたが時給は860円。しかし、危険物免状と通勤手当が付いて実質は前のスタンドの時給を100円近く上回っていました。
「品質管理の職探しをしているので新しい職場がみつかるまでの間で良いか?」と面接の現場でたいへん失礼な言葉を吐いたのですが、フルサービスのスタンドでセルフ化を考えているので免状持ちがひとりでも多く欲しいとのことで、アッサリ採用されてしまいました。
どうやらホントの人手不足だったようです。当然、採用されたからには品質管理の職探しは当面保留です。少なくともセルフ化が安定するまでは協力しないと、紹介してくれた元同僚や採用に踏み切った所長に申し訳ないからです。
結局、この数ヶ月間、筋肉痛と関節痛と睡魔との戦いという状況だったのですが、月額20万円は確保できるようです。