haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

先物取引とFX

「お金は汗の対価であるべき」なんて偉そうなことを宣って、コンビニでのバイトの記事を書いている私ですが、金や白金といった貴金属の先物取引、株式、FXも、それなりの経験と知識があります。

 

先物取引のお話

先物取引の方は農水省時代、突然自宅に電話がかかってきて、「いつも農水省様にはお世話になっています。」と小豆の先物の話をされて、勧誘されるままに作った「第一商品」という悪質な会社の口座で取引を始めたことが「始まり」です。

後から類推するに、恐らく宇部高専の卒業生名簿を入手して、そこから私の職業と自宅住所および電話番号を調べたのでしょうが、言葉巧みに誘われるまま人の良さそうな小太りの勧誘員と面談し、最初は10万円のみを入金しました。

ネットで検索すると他の方が詳しく述べられているので、敢えて、どのような悪質ぶりだったかは記載しませんが、結局、なんとか解約できるまでに100万円以上の損害を被りました。

ただ、この会社からもらった膨大な資料が、チャートを読むといった先物取引の基礎知識となっているのも事実ですし、ネット社会が日本に浸透していく過程で、私が行ってきた詐欺やセキュリティー対策等にも、ここでの経験が活かされています。

例えば、ネットのアンケート調査で現在多くのEC上で本人確認のために使われている生年月日を入力するよう誘導してくる会社は、ブラックリストを作って記録し、関連会社等との取引は絶対に行わないようにしていますし、対人での契約や商取引等ではICレコーダー(iPod第4世代のことです。)を使って担当者との会話を録音し、「証拠を残す」ことを心がけるようにしています。

 

いちど、かなり痛い想いをしたので、「お金は汗の対価」なんて言っているのですが、「恋」をしてからは少し変化しました。相手は華美な服装をしない質素で聡明なボリビア人の女性でしたが、他の南米の女性と同様、指輪やピアス等の宝飾品だけはお気に入りのようでした。お土産やプレゼントとして最も喜ばれるのが宝飾品でした。(2番目は動物のぬいぐるみでしたが・・・。)

結局、地球の裏側と2年越しの付き合いを経て結婚したのですが、結婚10周年記念の贈り物のために田中貴金属の金と白金の定額貯蓄口座を始めました。金が1g約1500円だった時代です。

ボーナスやまとまったお金が入るとスポット購入と言って買い増しをしていたのですが、この頃から、毎日、金の価格と為替相場をチェックするという習慣がつきました。

そして、円高が進んだということもあって、とうとう1gが1000円程度まで値下がりしたのです。さすがに1gが1000円となると資産として保有しておこうと思い立ちます。趣味がパソコンだった私は金の導電率から、今後、金の工業利用が増えると予想していましたし、日本で1000円で購入できる純金が南米では1300円以上していたからです。しかし、あいにく手持ちの現金がありません。

そこで、昔、経験したことのある「先物取引」を思い出しました。数十分の1の証拠金で取引ができ、1年後、差額を払えば現物で購入することが可能です。

その頃は既にインターネットが普及していたので、先物取引がネットだけでできる「日本ユニコム」、今の「日産センチュリー証券」に口座を作りました。

ほとんど金の価格が底値の時に始めたので、こちらの方の取引は利益になっています。仕事最優先だったため、たいした金額では無いのですが、それでも、年に1回だった南米訪問が年に2回程度(1回は私が訪米、1回は妻が訪日)になり、毎回、100円ショップ等でスーツケース2個分程度の「お土産」も購入できました。

金が1g3000円程度になるまでは取引をしていましたが、1g5000円を超えている現在では、証拠金の額も莫大なので、さすがに取引をしようという気にはなりません。中国バブルがはじければ、金も一時高騰するでしょうが、中国の富裕層が現物の金を手放し始めると価格が暴落するのが目に見えていますので、2500円を切ったら再び始めようと考えています。

久し振りに日産センチュリー証券のホームページにアクセスしてみましたが、売買取引に必要なチャートや取引画面等が、MacChrome上でも問題なく動いています。既に15年以上の取引がある会社ですが、ただの一度もトラブルを起こしたことがありません。口座の維持手数料も必要ないですし、これから先物を始めてみようという方にも安心してお勧めできる会社です。

www.nc-sec.co.jp

 

②株式のお話

株式を始めたきっかけは、第一生命です。

第一商品との取引経験を通じて、証券会社がどのようなあくどいことをやっているか想像がついていましたし、実際、報道等で、私の想像が現実であることをたびたび見ることが出来ましたから、退職間際まで、株式には、まったく興味ありませんでした。

それが、私が加入していた第一生命が株式会社化し、私にも株が割り当てられることが決まってしまったので、仕方なく、野村證券に口座を開設しました。野村證券は、いろいろとあくどいことをやっていたようですが、顧客離れを食い止めようと、業務改善に取り組んでいる頃でしたから、無料で開催されるセミナー等で、貴重な情報を得ることが出来ました。すでに退職を決意していた時期でしたから、このセミナーのおかげで退職金の一部を株式で運用することを決めることが出来ました。

野村のセミナーで購入を決めたのが、ソフトバンク株とホンダ株です。福岡支店で聞いた説明が判りやすく、私でもソフトバンク株が割安なのだということが理解できましたので、野村證券さんには感謝しています。(両方とも20万円台で購入しました。)あとは配当や株主優待で調べて、三井物産株、ライトオン株等を購入していました。

ただ、野村證券の株式売買手数料は数千円と高額で、新しくできたネット証券が数百円程度だったことから、実際に退職金を手に入れた後は、他の証券会社での株式取得をすることにしました。今では野村の手数料もかなりお安くなっているようですが、結局株式売買用として口座を作ったのが「SBI証券」です。

SBI証券デイトレを目的とする人達には不向きな会社です。各種ツールの使い勝手は相当悪く、日産センチュリー証券での売買に慣れた私には苦痛でさえありました。しかし、SBI銀行との連携が手数料無しで行え、メインバンクがCITI BANK等他にあった私には、1ヶ月で3回まで送金手数料が無料というのが何よりも魅力でした。

長期間保有することを目的としているのであれば、パソコンの前に座りっきりで、チャートとにらめっこしながら売買なんてこともありませんから、ここに決めました。何よりも海外からの株式売買は違法で、海外移住権または長期VISAが必要な私にとっては、死活問題です。(インターポールの無犯罪証明が必要)

残念なことに実妹が馬鹿をやらかしたせいで、急きょ帰国し、その際に株式をすべて売却したためにほとんど利益は得ていませんが、今日現在の株価で調べると240万円の逸失利益です。私が当初の計画で帰国を予定していた時期なら300万円以上の利益があったことになりますから、例え兄妹といえど二度と口も聞きたくないと思っています。

今は、ライトオン株のみを所有しています。

私は学生時代からEDWINのジーンズを愛用しているので、ライトオンの100株所有していれば3000円分の買い物が出来るという株主優待券は魅力です。(^0^)

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③FXのお話

退職金をドルに換え、海外をメインとして生活していた私にとって、円の預金口座から直接外国のATMでお金を引き出せるCITI BANKのサービスが最も重要でしたし、FX取引も海外からだと違法なので全く興味がありませんでした。

それが急きょ日本に帰ってきて株式を売却してしまい、当座の生活資金は確保したのですが、その後の、安倍政権誕生と日銀の黒田総裁のおかげで円安が進み始めました。

日本の問題が安定すれば再びボリビアに戻るつもりでしたので、その際は多額のドルが必要です。しかし、生活資金をドルに換えてしまっては、私の身動きがとれません。

そのため、少しでもリスクヘッジをするためにFXを始めることにしました。幸いSBI証券口座を作ったときにFX口座も作っていましたので、さっそく米ドルの購入です。レバレッジは最大の25倍で設定したので証拠金は1万米ドルあたり4万円程度でした。

貴金属の先物取引と違って、FXには期限がありませんから、ボリビアに帰る際に必要な現金を1万ドルだけ用意しようと考えたのですが、今考えれば事業資金も含めて最低5万ドルは用意しておくべきでした。まぁ、このまま妻に見捨てられたらお終いですが....

SBI銀行のOh! FXも株と同じで、デイトレに全く向いていないシステムです。「指値」と「成行」といった基本的な売買方法まで一々指定しなければなりません。しかし、私のようにリスクヘッジで長期間保有と考えている人には全く問題ありません。

それが、先日、1ドル125円を超えました。私は海外生活の実感(購買力平価)から、1ドル115円から120円程度が円の適正と考えていましたから、思わず、5万ドルほどを「売り」に出しました。運良く、黒田さんの発言もあって翌日には123円を下回りましたので、すぐに利益確定させました。基本的に私はドルが必要なので「売り」を長期間所持しておくつもりはありません。

そして、昨日、たまたまユーロを見たら、いつの間にか140円を超えています。ギリシャ問題があるのに何故と思いつつ、いろいろと調べて見ました。

私は、ギリシャ人のラテン気質そして、現在のギリシャ政権の公約と国民の25%が公務員であるという実態等を考えると、ギリシャの問題は、ユーロ圏から切り離して再建させるしかないと思っていたのですが、ユーロ圏からの離脱がない可能性に反応してユーロが高くなっていることが判りました。

ギリシャをユーロ圏に残留させても、ユーロ圏諸国や国際機関の借金が増えるだけですし、ある程度時間が経てばドイツやフランスはギリシャへの債権を放棄せざるを得ない状況になるでしょう。

イタリアやスペインの構造も似たようなものですし、ギリシャがユーロ圏に残留すれば長期的に、切り離されれば短期的に、ユーロは下がると判断しました。そして、ユーロに疑念を生じれば円高になります。そのため、ユーロ/ドルではなく、ユーロ/円を選択しました。

こちらは8万ユーロ「売り」にしました。証拠金は約50万円でしたが、今日の昼過ぎに確認したら139円50銭を切っていましたので、6万ユーロは利益確定(約5万円)しておきました。残りの2万ユーロはある程度長期間所有しておくつもりです。

 

さて、ここで問題が生じました。

予定外の収入があったことで、Kindleを買い換えるお金が余裕でできてしまったのです。

物欲に任せようかとも思いましたが、iPad Air2の6mmという薄さに慣れてきた私にとって、購入しようかと考えていたKindle Fire HDX7の9mmは厚すぎます。HDXの発売が2013年だったというのも、そろそろ新しい機種がでるのではないかと期待させます。

結局、Amazonギフト券2万円分(有効期間は購入から1年みたいです。)をファミマで買い増しして、新しいKindleの発売を待ち、貰うことになるTポイント600ポイントで「10億円TOTO」を購入することにしました。(ポイントは、手に入るのが数ヶ月後になるので、今あるポイントを前倒しして使うということです。)

 

「ちりも積もれば」ではありませんが、同世代の仲間と比較して随分と波瀾万丈の生き方をしてきましたが、「経験は生きて身についていくもの」だなとつくづく感じるこの頃です。

 

Kindle Fire HDX 7 16GB タブレット

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