iPad Air2がもう壊れた。
小さな字が読みづらくなった私は、画面を拡大できる電子書籍を閲覧するためにKindle Fire HDを購入しました。小説や漫画程度ならどこでも閲覧することができ、また辞書機能など電子デバイスならではの機能も充実(改良)してきており、今ではよほど読みたい本以外は紙書籍を購入することはありません。
しかし、写真や図表が多用されている雑誌では、Kindleの7inch画面でも読みづらく、雑誌を読むときは画面の大きいDesktopやLaptopを利用して凌いでいました。そのため雑誌に限っては、MacOSで電子書籍リーダーが起動できるeBook JapanやAmazonの電子書籍を購入せざるを得ませんでしたが、両社とも最近は割安感が無く、特にeBookについては先日の決算発表で大幅な赤字となっており、安心して蔵書を増やせる状況では無くなっています。(会社は積極投資で赤字といっていますが、今ごろ携帯ゲーム市場に参入するなど、新規事業の内容について甚だ疑問です。)
今、私が積極的に電子書籍を購入している店は、売価が高めに設定されていて少しうさんくさい商法を展開しているのですが、クーポンやポイント利用で常時3割引程度で電子書籍が購入できるうえ、Panasonic Club経由だと更に購入金額の4%のポイント還元が得られるhontoです。
しかし、hontoはMac OSX上で閲覧できるアプリを提供していないため、大画面でないと見づらい雑誌は購入していませんでした。
そのため、手軽に雑誌を読むために今年の6月に購入したのが、iPad Air2です。
以前も書きましたが、私はTimという守銭奴が大嫌いで、文句も言わず高い製品を買い続ける日本人をとことん馬鹿にした商売をしていると感じています。(ちなみにiPhone6の原価は先日明らかになりましたが約23000円です。)
私はユーザーインターフェイスに優れているアップルの製品は大好きで、ジョブスのカリスマ性にも惹かれて15年以上Macユーザーを続けていますが、Timがトップに君臨し続ける限り、製品の中味(部品の品質)は今後も酷い状態を続けるのではないかと心配です。
さて、心配しながらも高い金を払って購入したiPad Air2ですが、一年は持つだろうと考えていたのですが、予想を遙かに上回る僅か4ヶ月で故障しました。
1ヶ月ほど前から兆候はありました。
同梱されていた純正ケーブルでパソコンに繋ぐと、認証されていないケーブルだという表示が、「時々」現れるのです。
ここ数日は蓋を閉じてスリープ状態にしていると、いつもなら蓋を開けて、指紋認証で簡単にアクセスできるのが、毎回、「再起動後は4桁のコードを入力して下さい」という表示が出て、指紋認証できませんでした。スリープの筈が再起動していたことになります。
そして、
昨日、いつものように電子書籍を読みながらバックグランドで音楽を流していると、突然、画面がシャットダウンしました。その後勝手に再起動しましたが、環境設定アイコンを含め何かのアイコンにタッチすれば必ずシャットダウン・再起動です。
電源ボタンで再起動しても症状は変わりません。
仕方が無いので、電源ボタンとスタートボタンを同時に10秒以上押してリセットを試みます。
リセットすると今度は真っ黒な画面にiTunesアイコンとケーブルを接続する画面が表示されました。
この辺が私がTimを嫌悪しながらアップル製品を使い続ける理由です。55歳のピントがボケ始めた脳みそでもパソコンに繋いでiTunesを立ち上げろという指示だと理解できます。
まず、iMac 21.5inchを立ち上げ、OSXとiTunesのバージョンが最新かどうか確認します。(画面左上のリンゴアイコンから「このMacについて」を選択し、「ソフトウェア・アップデート」を選択すると最新かどうか判ります。iTunesは、ソフトを立ち上げて、ステータスバーの「iTunes」を選択し、「アップデートを確認」を選択して確認できます。まめにAppStoreからのアップデートを行っていれば、まず間違いありませんが、一応確認しておきます。)
ウイルスバスターやメモリ管理用ソフト等、常駐ソフトをすべて終了し、iPad Air2を接続します。
この辺は、Macに限らすパソコンの故障のたびに今まで散々対応してきたことなので、私の中ではルーチン化しています。(/_;)
iPad Air2の「異常」はすぐに検知され、iOSを「更新」するよう指示がありましたので、更新ボタンを押すと、iPad Air2が再起動し、iMac上のiTunesに状態が表示されます。
アプリケーションを抽出しています・・・更新の準備中です・・・
そして、iPad Air2の方には、アプリのインストール中に表示されるようなステータスバーが表示され、少しずつメモリが上がって何かがインストールされているようです。
しかし、ステータスバーが2割にもいかないうちに、IMacのiTunes上にエラーコードが表示され作業が中止されました。
エラーコードは「4013」。USB接続に問題がある可能性。
う〜ん。ステータスバーで何かインストールされていることは確認済みなのだからケーブルに問題があるとは考えられないのですが、アップル純正以外に2種類持っているケーブルを試してみます。
ちなみに私のお気に入りはAnkerの製品
中国製ですが品質はかなり良いです。外側のナイロンの解れを気にする方もおられるようですが、3ヶ月以上使ってみて耐久性は高いと思います。
ケーブルを変えて試してみてダメ。最後はWindows7からiTunesを立ち上げて同様の操作を試みましたがダメでした。
仕方が無いのでアップルのサポートに連絡することにします。
電話のサポートは購入後90日で終了しているので今回はチャットでサポートに連絡することにします。
話は変わるのですが、
私の妹の旦那はiPhoneのユーザーですが、先日iPhoneが故障したかどうかも判らずネットでいろいろと調べても理解できず、結局、福岡県内では博多と小倉の2箇所にしか無いアップルストアに持ち込んで、再起動させたら問題なく動いたということがありました。
アップル製品は慣れたユーザで無いと対応が判りにくい....
さて、私のiPad Air2はアップルストアのWebサイトで購入しましたから、製品情報がきちんと保存されています。
アップルのホームページからサポートを選択し、一番下の(フッターと呼ばれている部分です)修理サービスとサポート欄の中から一番上の「保証状況とサービス期間を確認する」を選択します。
保証状況とサービス期間を確認するページでは、右上にある「サインインする」からサインイン(ログイン)します。
「シリアル番号を入力する」欄の下の「シリアル番号の確認方法」リンクをクリックすると、「Apple ハードウェア製品のシリアル番号の調べ方」というページに移動しますので、特定の製品のシリアル番号欄にある「マイサポート・プロファイル」リンクをクリックします。
そうすると英語のページ(私はアメリカでも購入した経験があるので英語のページになるのかもしれません)ですが、住所等の個人情報の他、購入して登録してある製品とシリアル番号が書かれたページに移動しますので、シリアル番号をコピペで先ほどの「シリアル番号を入力する」欄に入力し、「続ける」ボタンを押します。
また英語の「Your Service and Support Coverage」というページに移動しますので、Telephone Technical Support: がActiveとなっていて緑のチェックボックスがオンになっている方は、「Contact Apple Support」というボタンを押して電話番号が表示されるページへ、私のようにハードの保証期間だけが残っていてRepairs and Service Coverage: Activeとなっている方は、「Set Up a Repair」ボタンを押します。
また日本語の「Appleサポートへのお問い合わせ」というページに移動しますので、「修理と物理的な損傷」ボタンをクリックします。
症状を入力するページに移動しますので、該当するトピックを選ぶか、該当するトピックが無いを選んで症状を入力するかして次の画面にいきます。トピックを選択して次に進むとメルアドを入力する画面がでますが、メルアドを入力しても「参考記事のご案内」という役に立たないものが届くだけなので、無視して「続ける」ボタンを押して下さい。
そうするとようやくサポートをどのように受けるか選択する画面が出ます。
宅配便で製品を受け取りに来て貰うとか電話でサポートを受けるという選択肢もありますが、故障でなかった場合、有料となりますのでチャットを選択します。
チャットを開始して現在の症状と個人で処置した方法を入力します。チャットの場合、リターンキーで送信となりますので、あらかじめメモ等に伝えたいことを整理しておいてコピペすれば確実ですね。
チャットで、私が試していない方法があることが示されました。
パソコンとiPadをケーブル接続している最中に、電源ボタンとスタートボタンを10秒以上長押しする「iPadリカバリモード復元」です。
このモードでもやはりエラーが出るのですが、エラー番号が「9」に変わりました。
そのうえ、何度かは接続時にiPad上にコード画面が表示(Macユーザーならターミナルというユーティリティーを使ったときに表示される画面を想像してください)され、フリーズします。
ケーブルを変えても同じ症状だったのですが、次に衝撃的な「指示」がありました。
パソコンを変えてもう一度同じ操作を実行して下さい。
まぁ私はパソコン2台持っていますから問題なかったのですが、マニアでも無い限り普通は2台持っていないでしょうに・・・。
せっかくなのでWindows7でも試してみましたが、結局、何やっても正常化しませんでした。
ほぼ半日潰して、ようやくヤマト運輸が回収しにくることになりましたが、回収は私の仕事の都合もあって土曜日の午前中に決まりました。(この会話をしたのが午後6時頃だったのですが、明日の午前中は手配できないと言われました。)
修理には土日を除く3〜5日ということですので、来週いっぱいは使えないということです。以前Kindleが故障したとき、こちらから連絡した翌日に新品が届いたことを考えると、商品の値段の割に極めてお粗末な対応だと言わざるをえません。
Amazonから私のニーズに合ったKindleが発売されたので、こちらの購入を検討してみたいと思います。
最後に、アップル製品の場合、完全にブラックアウトするとかいった症状であれば、すんなり修理で対応してくれるのですが、今回のような場合、強制的にiOSがインストールできれば、耐久試験せずに、そのまま送り返してきます。
以前、私がPowerBook G4で、数回に1回は起動できなくなるというトラブルに見舞われた時は、保証期間内に同じ症状で2回送る羽目になりました。保証期間が過ぎて、仕方なく自分でRAMとHDDを交換したら、それ以降症状が出なくなったので、どちらかに何らかの異常があったのだと思いますが、サポートでは完全に壊れていないと原因が特定できず、交換もできなかったようです。
数十万円もするパソコンでも「相性」とか「あたり」「はずれ」といった言葉でかたづけられていた時代でしたが、今は、数万円で完全なラップトップが購入できる時代です。高額な価格を付すなら精度の高い部品で構成して欲しいものです。