ライトニングケーブルの断線。4000回は「耐久」試験か?Amazonで注文する際のコツ。
今回、iPad Air2の再稼働にあたって、ライトニングケーブルを接続し、充電しながら作業を進めたせいか断線してしまいました。
今朝(10月19日)充電できていなかったので、ケーブルを点検したらiPad接続部分の根元で断線していました。今はApple純正ケーブルを使用していますので、問題なく充電できています。
ライトニングケーブルは断線しやすいと聞いていたので、18ヶ月補償というAnkerの製品を購入したのですが、購入して僅か4ヶ月で断線です。(私の購入価格は¥1699でした。)
「1.8mの丈夫なコードにより、離れた場所にある機器も接続できます。一般的なケーブルより丈夫に作られており、4000回折り曲げても問題なくご使用いただけます。」と記載されているのですが、よくよく考えてみたら、充電しながら何らかの作業(「ベッドに寝転がってメールする」とか「電源ケーブルを繋いでゲームする」という1.5m超のケーブルでは『ごく普通に行われている行為』もここでいう「作業」にあたります。)を進めたら1日で100回以上は折り曲げして使用することになり、4000回という数値は、そのような使用状態を想定していないことが判ります。
そして、私はコネクタの接続や接続解除の際は必ずコネクタの金属部分を持って抜き差ししていますし、iMacには専用の90cmのライトニングケーブル、旅行用には純正ケーブルを使うなど、強く引っ張ったり、重い物の下に置いたり、1本のケーブルを使い回しするような乱暴な扱いもしたことがありません。
しっかりとした製品だと思っていただけに、少なからずショックでした。
取りあえず、AnkerDirectに商品番号を付してライトニングケーブルの断線報告とAmazonでの注文日、注文番号、私の氏名および住所を記載したメールを送って返事を待つことにしました。(9:01送信)
Ankerのお問合せ先は次の通りです。
メール: support@ianker.com
電話: 03-4455-7823(平日 9:00-17:00)
【追記 10/19 22:30】
メール送信から13時間以上経ちましたが、9:16に自動返信で、「メールを受けつけたことをお知らせするメール」が届いたっきりで、何のアクションもありません。
私がAmazonを利用して商品を注文する際の留意点は次の通りです。
①Amazonで購入する場合、Amazonが販売・発送する場合と、Amazonがシステムだけ提供して販売・発送は別会社が行う場合(マーケット・プレイス)の2種類があります。
マーケット・プレイスの場合は、商品在庫状況が記載されている下に記載されている「販売者名」(この商品は「○○○」が販売し...の○○○の部分)をクリックするか商品をカートに入れ、カートから商品名下部に表示される「出品者」名をクリックすれば保証内容が確認できます。
殆どの場合、何の保証もありませんし、メーカー保証を謳っていても、商品が海外メーカーの場合、商品に保証書が添付されておらず、初期不良でも交換が難しいことが多いようです。
出品者評価の平均☆数とその☆を投票したカスタマー数から販売者が信頼できるかどうか判断しますが、「安かろう。悪かろう」で割り切って注文する場合もあります。
②アマゾンが販売・発送する商品は、「まとめ買い対象商品」でない限り「プライム対象」となっているので、商品ページ左側に表示される選択項目からプライム対象を選択しておけば間違いありません。
Amazonが販売・発送する商品は、購入後30日以内の初期不良に対しては返品・返金が可能ですから、購入してすぐの故障に関しては問題ありませんし、色やデザインが気に入らない等お客様都合による返品も未開封・未使用だと受けつけてくれます。(並行輸入品等で例外あり。)
この手続きはAmazonの「注文履歴」から簡単に行えますし、初期不良品の場合、30日を超えていても対応してくれる場合があるそうですから、その場合はAmazonのカスタマーサービスに連絡します。
Amazon.co.jp ヘルプ: その他の返品・交換の条件(「Kindle」「服&ファッション小物」「シューズ&バッグ」「食品&飲料」「特別取扱商品」以外)
③メーカーまたは販売代理店の保証がついているかの確認をします。
①②にかかわらず、基本的にバッファロー、IOデータ、エレコム等の日本の大手の製造・販売店では1年間程度の保証が付いています。「製品保証書」はパッケージの箱や取扱説明書に印刷されている場合が多いので、保証書をクリアファイルに時系列で保存しておくと整理しやすいと思います。そして、修理または返金を依頼する場合、この保証書と領収書が必要となることが多いのでAmazonで注文する際は、領収書を印刷しておくと良いと思います。
白色申告でも帳簿の備え付けが必要となりましたし、マイナンバー制度が導入される今、源泉徴収のサラリーマンでも、身につけておきたい習慣だと思います。
④メーカーが日本以外の場合、メーカーによって製品保証内容はバラバラですし、製品に保証書が付いていない物も多くあります。そして、正規の販売店を通して購入していないと補償をうけられない場合が多いようです。
前述のAnkerの場合は、Anker Direct経由でないと18ヶ月の補償はうけられません。また、Samsunのように5年間保証を謳っていてもインターネットで製品登録する必要がある場合もあります。
自作パソコンの経験者の方は「バルク品」扱いの商品保証がどうなっているか考えてみて下さい。メーカー保証が受けられない商品は、九十九電機やドスパラ等の販売者が独自の保証期間を付して売っています。
そう考えると、商品説明で「保証期間1年(メーカー保証)」なんて記載してある商品は信用できませんね。きちんと「サポート窓口がある販売者(または出品者)」から購入した方が無難です。
アマゾンで販売されている保証期間が1年以上の商品で、私が、きちんとした保証が受けられると確認しているのは、オウルテックとロジテック(エレコム)の2社だけです。さて、今回のAnkerは、どうなることやら....
⑤販売者独自の保証内容を確認するには、「販売者名」と「サポート」または「修理」という組み合わせでググってみるのが簡単です。ヒットしないのにアマゾンの商品画面にメーカー保証○年と記載されている場合、販売者の連絡先にメールを送って、故障した場合、「こちら側で」具体的にどのような対応が必要か確認して購入しましょう。
メールでやり取りすれば、気休めかもしれませんが「証拠」として残るので、相手もいい加減な対応はできませんし、見えない相手を評価する有効な手段のひとつだと思います。(こちらも最低限の礼節は守りましょう。)
⑥そして最も重要な情報はやはりカスタマーレビューです。いくら☆4〜5が多くても、相対的に☆が1〜2のレビュー数が多い場合、「外れ商品」が存在する可能性が高いことを示しています。しかし、返品・返金の対応がきちんとできていれば問題ありません。
私が購入したAnkerの場合はどうでしょう。
☆の平均値は4.4、総レビュー数は2135、☆5は1396で65%、☆4は447で21%、☆3は89で4%、☆2は52で2%、☆1は151で7%です。
まさに今書いたとおりの状況です。
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かつて、日本製の電化製品は故障が少なく、「外れ」も殆ど存在しないことで世界的に有名になりました。途上国で20〜30年以上前の日本製の白黒テレビやラジオが今も稼働していることを賞賛の言葉と共に聴かされ、「どうしても日本製が欲しいから今度帰国したときに買ってきて欲しい」と良く頼まれました。その度に、現在は純日本製の電気製品は存在しないからと、やんわりとお断りするのですが、日本人であることが随分と海外での生活にプラスに寄与したことは間違いありません。
日本製神話を覆すために南米で韓国が取った手段が5年保証でした。インターネットで登録しないと保証が得られないため実際に保証を獲得した人は僅かだったと思いますが、日本製が1年保証なのに5年保証を大々的に謳えば、日本製より価格は安いのに性能も良いと刷り込みができます。
実際、製品が5年以内に故障する確率、5年間保証をインターネットで申請するカスタマーの確率、3年以上経過した後に修理を依頼する確率等々。
すべてを計算した上で、その国(または地方)のシェアがどの程度、販売額がどの程度であれば、どのくらいの利益が得られるか。
商売における国際競争力とは既に「おもてなし」や「誠実さ」とは全く関係の無い世界です。実際、大手企業がどんな不正に手を染めてシェアを獲得し、利益をあげているか東芝やVOLKSWAGENの例をあげるまでもないでしょう。
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さてAnkerの☆1の内容を確認すると圧倒的に初期不良とカスタマーセンターの対応が悪いようです。
高級感のある包装や、さりげなく添えられたAppleユーザーの心をくすぐる洒落っ気のあるメッセージと付属品。
そして断線しやすいといわれているLightning Cableの競争で勝つためには、4000回の耐久(私に言わせれば普通)試験に合格、18ヶ月間の保証で確実にシェアを伸ばせるという自信があるのでしょう。
残念ながら、こういうやり方は世界的になっており、AppleのiPhoneの値段が「文句を言わない顧客」が最も多い日本が一番高いということに通じているようです。
ちょっと批難めいたことを述べてしまいましたが、中味(性能)に少々難があったとしても、Ankerの製品はデザインが良いと思っているので、保証期間が18ヶ月で故障品を必ず交換してくれるということであれば、十二分に価格に見合う製品だと思っています。
その辺が不当に高い金額を日本人に吹っかけてくるApple(というよりTimですね。)とは違うと思います。
ちなみに自動返信の内容は
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私の氏名 様
Anker(アンカー)カスタマーサポートまでご連絡いただき、
お客様からのサポートリクエストを受け付けさせていただきました
大変お手数ですが、製品故障に関するお問い合わせの場合、注文(
お客様からのお問い合わせに対して、
カスタマーサポート営業時間:
月曜日から金曜日:午前9時から午後5時
カスタマーサポート担当が、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
Ankerカスタマーサポートチーム
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実際、今朝送ったメールにはこの自動返信で要求されている「注文(受注)番号と製品名」のみならず、注文日まで記載しているのですが、今日の所は連絡がありませんでした。(翌営業日となる可能性も示唆しています。)
寝る前にもう一度送信しておくことにします。
【追記 送ったメール(写)です】