日銀は動くのか?
4月に日銀は「異次元緩和」と称される大胆な方策をとった。その後、5月に異常と思える株価上昇を見たので、株主優待狙いのライトオンを除く、手元にあった少しばかりの株をすべて売却した。
おかげさまで、今この日記を書いているiMacを手にすることができたのだが、この数日間さすがに株価の調整がおこなわれているようだ。値段が下がって欲しい株も出てき始めたのだが、現金が手元にないので仕方が無い。
それが、昨日、ニューヨークの株は経済指標もまずまずで値下がりしなかったにもかかわらず99円代前半まで急激な円高が進行した。今日の経済誌の論調では「リスク回避の動き」という見方が主流だが、アメリカのファンダメンタルズと日本の緩和の量を考えれば、円高になる要素は見あたらない。むしろ、このところの日本の株価が円安と連動していることを考えると、さらなる日本の株価の下落を狙ったものではないかと思う。
外国人はアベノミクスが始まると同時に日本株を大量に買い、最近、日本人が株を買い始め、十分に利益がでているので売却したが、日本株はまだまだ上昇余地があるので、再び安値で買い戻したいのではないかと強く感じた。
もし、日銀が日本の利益を守るつもりなら、今日、市場が開くと同時に、リスク資産の買い増しを行うと思うが、さて、どう動くだろうか。
もし動かなかったら、遅れて市場に参加してきた一般市民のマインドを著しく損なうことになると思うのだが・・・。