haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

東京カラメリゼの試食をしてみました。

先日、このブログでも紹介しました「サンプル百貨店」でモニターに応募していた東京カラメリゼが当選しましたので、少し紹介したいと思います。

www.3ple.jp

www.tokyo-carameliser.jp

モニタ用として送られてきたのが、「東京カラメリゼ」と「東京カラメリゼシューケット」の2種類です。

 

まず東京カラメリゼの外箱と内側、そして表示票(ラベル)の写真です。

箱の大きさは「縦×横×高さ」20cm×12.5cm×5cmで12枚入りで、普通の大きさのお土産用ショッピングバック(12cm×32cm×42cm)に8個入ります。

個別包装で各包装袋毎に製造番号と思わしき記号があります。(写真上段の6枚は「FCAY」、下段6枚は「FBDV」でした。)もし生産ラインに不純物混入事故等が起こったとしても即座に対応できるようです。

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食品衛生法および健康増進法に基づく食品表示に関しては、消費者庁のホームページを参考にして下さい。

食品の安全や表示について知る|消費者庁

個人的には厚生労働省の施策に不信感(トランス脂肪酸の規制方法や乳化剤等の一括表示や量規制が消費者の立場に立っていないと感じています。)を持っているので、全面的にこれを支持しているわけではありませんが、ラベル表示は法律に基づいているので虚偽記載は罰則があります。

そのためお菓子を含めた食品を購入する際は、必ずこの「ラベル」を確認するくせをつけておくと良いと思います。この表示からメーカーの「誠実さ」をかぎ分けることができるからです。

ラベルの欄外には、同一製造ラインで「大豆」を使用しているという記載があり、大豆アレルギー体質の消費者への配慮もありますし、「膨張剤」以外は概ね安心できる内容です。

「誠実さ」という観点からこのメーカーは十分に合格だといえるでしょう。

敢えて指摘するなら、

私が知る限り膨張剤は「重曹」や「ベイキングパウダー」で、安全性が問題になる前にお菓子の「味」に影響がでるので心配は無いと思います。ただ、膨張剤にもいろいろと種類があるので括弧書きで内容表示して欲しいものです。

そうそう、箱の中には、「東京カラメリゼストーリー」という商品開発を記した二つ折りの紙と東京カラメリゼの表面をバーナーの炎であぶっている写真が1枚入っていました。高品質をさりげなく謳っているのでしょう。

 

さて、

実際に開封して食べてみます。

東京カラメリゼストーリーに「ウエハースの挟み焼き」という表現がありましたが、ウエハースというより薄いワッフルといった感じでしょうか。しかし、食感はサクッと軽く、ウエハースだなと納得します。

「片面を焦がし砂糖」で覆ったという表現は適切ですね。市販のミルクキャラメルや塩キャラメルで無く、自宅で「焦がし砂糖」を作ったのと同じような味がします。メープルシロップは効きすぎて無く素朴な味わいですね。

私が東京土産に買うのは身障者の甥っ子が好きな「東京ばな奈」が圧倒的に多いのですが、高級感(東京というイメージ)、日持ち、普遍的に受け入れられる味、そして嵩張らないという点から、職場向けのお土産としては最適ですね。

 

次に、東京カラメリゼ シューケットです。

まず、外箱と内側、そして表示票(ラベル)の写真です。

箱の大きさは「縦×横×高さ」12.5cm×16cm×5.5cmで12個入りで、お土産用ショッピングバックに6個入ります。

こちらも個別包装で各包装袋毎に製造番号と思わしき記号があります。こちらは全て同じ記号でFCDV1Bでした。

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箱の中には、「東京カラメリゼストーリー シューケット篇」という商品開発を記した二つ折りの紙と東京カラメリゼ シューケットを割った写真が1枚入っていました。

 

ラベル表示の中で気になるのは、「膨張剤」を除けば、「食用精製加工油脂」と「着色料(アナトー)」の2つです。

食用精製加工油脂の日本農林規格JAS)を参考にして下さい。

http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/kokuji/pdf/k0001429.pdf

簡単に述べると混合割合によって融点を変え油脂の堅さを調節できるものですね。残念ながらこの表示だけでは内容が判りません。

少なくとも原料として購入した食用精製加工油脂に記載されている「硬化油」「分別油」「エステル交換油」のいずれかと、主たる原料くらいは括弧書きで記載して欲しいものです。なお、原料には「パーム油」「大豆油」「ラード」「魚油」等があります。(法令上は記載する必要がありません。しかし、乳化剤には大豆由来と表示してあるくらいですから、こちらも消費者への配慮が欲しいものです。)

 

「アナトー」という物質は私が知らなかったので調べて見ました。

南米原産の「ベニノキ」(英語: annatto)種子から抽出される色素で、食品添加物以外では口紅の色素として利用されているようです。

ハム、ソーセージ等に使用されている汎用色素なのですが、「カロチノイド系色素」「カロテノイド系色素」として記載されている場合が多いようです。

現役時代に知っておかなければいけなった単語ですね...

因みにポルトガル語ではurucum、スペイン語ではachioteですが、どちらも初めて目にする単語でした。

同一ラインでオレンジ、リンゴを使用した製品を作ると記載されており、オレンジやリンゴアレルギーを持つ消費者への配慮はなされています。

では、実際に食べてみます。

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まず、口に含むと普通のカラメリゼと違い「香料」を加えている分だけ「ミルクキャラメル」を口に含んだときのような甘い感じがします。

噛むとしっかりと焼き上げたシュー生地が口の中に広がります。サクッというよりはカリッとした感じでしょうか。テーブルの上で包丁でふたつに割ってみました。

 

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こちらの方が女性や子供の「受け」が良さそうですね。

全体をカラメルが覆っているので、ぜんざいといった水分の多いものに入れて食べるのも面白いかもと感じて、コンビニで購入したヤマザキの「冷しぜんざい」に入れて食べてみたのですが、「大失敗」でした。

プラスチックのスプーンではカラメリゼシューケットを割ることはできませんし、ぜんざいの和三盆とカラメリゼの味が分離して美味しくありません。

やっぱり私は料理人には向いていないなぁと実感した次第です。