haru_z1kのブログ

30年勤めた国家公務員を中途退職し、ボリビアで中山間地農業をやっていましたが、実家の事情で急きょ帰国しなければならない羽目に...。ボリビアには当分戻れそうにないので、これ以上ボケが進まないように、ニュースや生活の中から頭の体操をしていこうと考えています。

東大で忘れた記憶を復活させる薬を発見

www.u-tokyo.ac.jp

 

面白い記事を見つけた。

東京大学 薬学系研究科・薬学部 薬学専攻 教授 池谷 祐二等(複数研究者で発表する論文の文責者は最後に記載されるので、池谷教授をトップに記載した。他の発表者は2名。北海道大学大学院薬学研究院 薬理学研究室 講師 野村 洋氏〈注:研究当時、東京大学大学院薬学系研究科 薬学専攻 助教〉、及び京都大学大学院医学研究科 精神医学教室 准教授 高橋 英彦氏)が、忘れた記憶を復活させる薬についての研究報告をBiological Psychiatry誌(オンライン版)に掲載した。

忘れていた記憶をスムースに思い出せるらしく、本研究成果は、脳内ヒスタミンや記憶のメカニズムの解明に有益であると共に、アルツハイマー病などの認知機能障害の治療薬開発の一助となることが期待されるらしい。

 

私は、最近、「老い」を強く感じるようになってきており、このブログでも5年以上前に書いたものの中には、読み返しても全く書いた記憶が無いものが出始めている。

20代や30代に書いた業務日誌や日記は読み返してみると、学術的な論文であっても『そういえば、こんなこともあったなぁ』と思い出すのだが、5年前のものは記憶が欠落している。同様に30代で書いた英文論文やスペイン語の手紙でも、全く書いた記憶の無いものがある。

本研究が発展してくれば、そういう失われた記憶を復活させる薬というものが開発されてくるのだろうか?